無事に妻の体調が良くなりほっとしたのですが今度は長女が風邪気味です。症状は軽いので大事ではありませんがエアコン等の急激な温度変化には気を付けないといけませんね。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。
上司が突然「一緒にジョギングをしよう」と言い出した。私はスポーツジムの女性に何か言われたんだろうなと、脳裏に過りましたが付き合う事にしました。しかしジョギングを行う場所が車で行く所なのでそれに少し疑問を抱きました。到着するなり上司がスマホを取り出して何かを操作している。どうやら上司は今話題の「ポケモンGO」を始めたらしい。慣れない手つきで色々と何かを設定していた。「もしかしてジョギングの目的はポケモンGOですか?」私は上司のスマホ画面を見ながら尋ねると「うん、レアなポケモンがいるらしいんだよ」と素直に認める「珍しいですね。こういうのやらない方かなって思っていたのに」と私は返事を返すと「本当は苦手なんだよ。でもさぁ、これをやると娘たちの人気者になれるんだよ」と必死にポケモンの出るエリアを探す。
私は少し前に長女が私のスマホを見て「お父さんのスマホにポケモンいないの?」と聞いてきたので「いないよ」と返すとガッカリした顔して溜め息を付かれた事を思い出した。ポケモンをやる事で娘たちの人気者になれると思ったら確かに私もチャレンジをしてみたくはなるが上司のおぼつかない操作を見てると何故か非常に哀愁が漂う。ゲームを楽しむと言うよりも必死な思いの方が強く感じられる。エリアに着いてジョギングを始めると上司はスマホが振動する度に立ち止まり「引字くん!ちょっと待って!!」とスマホの画面を必死に操作する。それが結構な頻度で立ち止まるので全くジョギングどころでは無い状況になり私は上司に「ウォーキングに変えましょう」と提案し「すまん!付き合わせてしまって!○○(ポケモンの名前ですが、思い出せない)が今いたんだよ!」と私に謝まる。それから私は仕方なく上司のポケモンGOに付き合います。
そしてあるスポットに辿り着くと周囲に20~30人位の大人がスマホを弄っている。中には私と同じくらいの男性もいて、とある男性は息子さんと楽しそうにポケモンの話を弾ませながら仲良さそうにスマホを覗き合っている。上司は「ここに今ピカチュウがいるみたいなんだ。娘の為に今日ここが頑張り時なんだ!」と意気込む。私はニュースで話題になってる事で実際にここまで異様な盛り上がりは想像すらしていなかった。上司は上手くいかないのか気持ちが焦り始めている。
するとスポットにいた男の子が「ピカチュウ出てきた!」と言うと一斉に大人も子供もスマホに釘付けになる。上司も表情が一変し無口で何か目に見えないオーラのようなモノを纏い集中する。中には悔しがる声が聞こえてくる中、何故か私は上司を応援していた。滅多に見ない上司の姿を私は何故か父親代表と感じていた。すると上司が「やった!引字くん!!捕まえたよ!!」と私と上司はまるでマラソンを走り切ったような感じで盛り上がりました。
私は帰宅するなり妻に出来事を伝えると「あなたもやってみたら?○○(長女)もポケモン好きだし」と言われたが夢中になるのが恐いと思い「止めておくよ」と私は言った。
数日後スポーツジムで上司が例の女性トレーナーに「この間、ピカチュウ捕まえたんですよ!」「え!?凄いですね!!私も欲しいんですよ~」と言うやり取りを目撃した。私は上司を父親代表と思ってしまった事をもの凄く恥じた。
0 件のコメント:
コメントを投稿