今日はこれから雨が降るそうですね。折角の金曜日で私の上司が「今日は飲みに行きたいのになぁ・・・」と窓を悲しそうに見つめていました。雨が降ったら近場の居酒屋ですが、誘ってあげようと思います。
2月位の話になります。仕事帰りに立ち寄った新潟駅で「ぽっぽ焼き」というお菓子を家族にお土産として購入した。新潟で有名なお菓子らしいのですが、今まで口にした事は有りませんでした。私は自宅に着いて食事をした後にぽっぽ焼きをテーブルに広げた。冷めてしまっているが甘い香りがほのかにする為、子供達は興味深々。食べてみると蒸しパンのような口当たりで、カステラのような甘味が広がります。子供達は食べるなり大絶賛してました。それから子供達は「ぽっぽ焼き食べたいなぁ」と呟くようになりました。私も子供達の笑顔見るのがたまらなく好きで調子に乗って買ってきてしまいます。すると妻の表情が変わっていきます。最初は一緒に美味しく食べてましたが「たまに食べるから良い物なのよ」や「甘い物を食べ過ぎて太っちゃうわよ」と忠告してきました。確かに少しですが長女がふっくらしてきたので、ぽっぽ焼きの購入を控えるようにしました。
子供達は「ぽっぽ焼き食べたい」とおねだりしてきましたが、私は子供達の体調を考えて「今度ね」と受け流していました。それから暫くが経ち、子供達が私にぽっぽ焼きをおねだりをしなくなりました。そして、ぬいぐるみの存在に負けている気がするので、父親とういう存在を示す為にぽっぽ焼きを購入しました。すると私は家の中でまるで主役になったような感じで子供達に称えられる。ですが、妻は少し困り顔でした。やっぱり子供達の体調管理を気にしているのかな?と私は感じてその日の夜、子供達を寝かせてから私は妻に謝った。すると妻は「何の事?」と聞いてきた。私は子供達の体調管理を気にしてるからと理由を話すと、妻が笑い出す。「違うわよ。私の話よ」私は耳を疑ったが、結婚する前から言っていた妻の口癖を思い出した「甘い物が近くにあると、ついつい摘まんじゃうのよ」とそして妻が不意にぽっぽ焼きの袋に手を突っ込み食べ始める。子供だけではなく妻にも好評のようでした。
翌日、私は妻の体調を考えて残りのぽっぽ焼きを職場の皆に配った。そして次回からは私が隠し持っていようと心の中で誓った。
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