2016年8月17日水曜日

面接という行為

新潟は台風は通り過ぎましたが不安な天気が続きます。台風は北海道に上陸するらしいです。気を付けて下さい。

昨日のブログで中途採用○○さんの話をしましたがその続きです。彼とはすっかり意気投合し仕事終わりに飲みに行く仲になりました。○○さんは以前、家電量販店でアルバイトとして働いていたそうです。病気がちな母親の面倒を見ながら暮らしていたそうなのですが、その母親が亡くなった時に就職活動を始めてようやく当社に入社をした。もちろん当社の他にも沢山の企業に面接を受けたのですが、殆どが想像を超えた辛い面接だったようです。

面接は開かれるのですが全く話すら聞いてくれなかった事もあったそうです。「でも、諦めないで良かった」と彼は言った。元々は紳士服の正社員として勤めていたが母親の病状で時間の拘束に無理を感じ家電量販店でアルバイトを始めた。母親が亡くなり3年以上勤めていた家電量販店だったので社員登用の話を出したら「40歳以上は基本的に採っていないから」と言われたそうです。他の企業の就職面接も同じです必ず年齢を気にされ、どうしてなのか等の理由を聞かれ「母の看病」と言うと軽く流され資格やスキル等の話になったり、浅い同情の声を掛けてきてすぐに次の話になる。○○さんはこのような面接が続き不快な気持ちになったという。
もし自分の母親が身寄りもなく病気がちになってしまい介護をする為にアルバイトに変えて必死に面倒を観ていたのに同じような態度をとられたら不快になるのは当然です。

しかし、当社での面接で人事の方とこの話をすると他とは違う反応だった事に胸を打たれたと言う。面接の際もですが、面接が終わった後に見送る際にも亡き母の心配をしてくれた。その後も当社で働きたい意欲が更に湧いたらしく2次面接もその熱い思いを伝え、最終面接で社長に亡くなった母の話をしていたら社長は涙を流しながら聞いていたらしく、彼も泣きながら面接を続けたと言う。彼はその社長の姿を観て「絶対に、ここで働きたい!」という気持が更に熱くなり、社長に熱意を猛アピールしたとの事です。彼は既に入社をしてから1日もしない内に当社に特別な思いを持って新卒者に負けない、それ以上に今も頑張っている。私も当社には20代の頃ですが中途採用でした。その頃の自分を振り返り改めて思う。

面接とは一方的なモノでは成立はしない。お互いに歩み寄れて本心やここで働きたいという気持を引き出せるかが大事なんだろうなと私は思いました。

2016年8月16日火曜日

自分自身に対する負けず嫌いと、他者を認める事

次男とカエルゴッコをしてぎっくり腰になりました。ですが、まだまだ人生半分と思いながら自身の老いを認めずに頑張って行こうと思います。

我が社の中途採用で私と同い年の新入社員が入社した。その彼は新卒入社の方に負けないぐらいフレッシュな姿勢で、その勢いとオーラはどこにいても良い意味で目立ちます。入社してから1か月を経ってもその勢いが止まる事は無かった。

偶々彼と話す機会があった。私は彼に「○○さん若いね。同い年とは思えないよ」と言うと彼は「引字さん、自分の年齢を精神や体に合わせたら老け込みますよ」と言われた。私は何故か社長と同じようなことを言う彼が何となく採用された理由が分かった。社長も口には出さないが自身の年齢を認めない所がある。私や更に若い新卒社員にすら体力や若さで競り合ってきます。社長や彼は負けず嫌いという理由もありますが、社長や彼の負けず嫌いは他者に対するよりも、自分自身に対しての負けず嫌いという事を察しました。社長が「歳に負けない」という話をしていた事を思い出しました。

その反面社長も彼も素晴らしい所はその姿勢でも「認める」という力が長けています。彼は「私はまだ仕事に慣れていませんので、□□さんや△△さん達に仕事を教わってます。□□さんは教え方とか頭の回転早いですよね」と話した。□□さんや△△さんは今年入社した新卒入社した方です。例え年下で同じ新入社員でも素晴らしい所を見つけて認める姿勢は正直に素晴らしいと思いました。また社長も同じくその分け隔てなく実力を認め、更にそれを吸収や学ぼうとする努力は今でも感じさせます。

確かに新入社員の○○さんは実力や貫禄は到底、社長には敵いませんが社長に近い能力を持っている方でした。私も彼を見習おうと思います。

私は自宅でぎっくり腰を起こし妻に介抱して貰っていると妻が「もう若くないんだから!」と腰に温湿布を思いっきり貼られる。私は「まだ若いよ!」と対抗します。妻は「なら一人で立ってみなさいよ」言われると私は色々と考え「・・・すいません」と答えた。




2016年8月15日月曜日

人の気持ちが分かる犬

台風7号が近づいてるそうです。今年も台風の時期がやってきました。この時期になるとプールや
海水浴に行けなくなり子供達が不満そうに雨雲を見つめる季節です。そんな時期でも我が家ではコアリズムの他に妖怪ウォッチの「ようかい体操」で身体を動かして何とか外で遊べないストレスを発散しています。意外にようかい体操も一緒にやる事ありますが結構キツいですよ。

先日同僚が急に実家に帰らなければ用事ができまして犬を半日程預かりました。それなりに体の大きな柴犬8歳です。庭に繋げておいておくと、すぐさま子供達は犬と一緒に庭で遊んでいました。私は一人で読書をしていましたが、妻はそんな私を見て「すっかりあのワンちゃんに人気を盗られたわね」と言われる。子供達は動物が大好きなのでこうなる事は予想はしていました。「今日は読書の時間に費やせるから良いよ」と私は返事を返します。子供達が遊び疲れて寝ていました。時間は夕方の4時になろうとしていた。同僚がこの時間帯位に「散歩に行ってくれると助かります」と言っていました。妻と子供達は気持ち良さそうに寝ていたので仕方なく私一人で散歩に連れて行く。

同僚の柴犬は非常に人懐っこく近くに寄るだけで見境なく尻尾を振り近づいてくる。散歩連れて行くと始めは見知らぬ道なのでキョロキョロしだしますが、いつもの散歩ルートに入ると落ち着きながらずんずんと歩きます。私は犬に引っ張られるように散歩をしていると、とある公園のベンチの側に犬が止まる。ベンチに座ると夕日が沈む風景を眺める事ができる。ジッと犬はベンチの横で座っているので私はその横に座り一緒に夕日を眺める。すると犬が私の太ももに顔を寄せて横になる。私は犬の頭を撫でながら暫く夕日を眺めて公園を出ました。

帰宅すると同僚が犬を迎えに来て子供達とお別れをしてその日は終わる。後日その同僚が休憩室にいたので散歩した時の話をすると同僚は驚いたように「えっ!?あのベンチに行ったんですか?」と聞いてきた。私は頷くと同僚は「あのベンチ・・・家に居づらくなったり、仕事が上手くいかなかった時に行くベンチなんですよアイツ(犬)が太ももに乗っかる事で癒してくれたり励ましてくれる場所なんです。それから私のそんな感情を察するとその公園のベンチに向かうい癒してくれるんです。でもなんで引字さんもそこに連れて行ったんですかね?」

私も始めは首を傾げましたがあの日、犬と遊び終わり子供達は直ぐに昼寝に入り、私は誰にも相手をされずに一人でいた寂しさを察したのではないでしょうか。
私は同僚に「今度、犬の散歩だけ借りたい時連絡する」と今後の万が一を保証する為に約束を誓った。


2016年8月12日金曜日

時間

時間は待ってくれないという言葉を身に染みて実感します。最近まで真冬のような感じだったのですがもう真夏です。子供達の表情も頬っぺたが赤くしていた季節から、こんがり日焼けした表情になっています。妻は既に秋物の服を出し始めまて品定めをしていました。大人の女性は未来をしっかり考え備える能力は男性よりも長けているように思いますが、それなのに誕生日がくると溜め息ばかり付きます。先に対する備えには強く、時を重ねる事に弱いというちょっとした矛盾。ですが、共通して言えるのは無駄にしてはいけないって事でしょうか?本日も引字圭佑の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

先日、お盆という事で妻の故郷に行き両親とお兄さんのお墓参りに行きました。私は妻の両親と面識がなく写真でしか知らない。妻には兄妹がいました。お兄さんは私の妻とその下の妹を両親が亡くなってから、しっかりと面倒を見ていたそうです。結婚をする際も私は許可を得るためにお兄さんに頭を下げた時を思い出す。

しっかり者で笑顔が少ない印象で「引字さん。よろしく頼みます」と低い重たい声で言われた時の真剣な表情、強い眼が今でも忘れられない。昨年、そのお兄さんは突然亡くなった。お兄さんは孫も出来たばかりで幸せな中。お酒を飲んだ後、浴槽に浸かり突然亡くなった。

妻はその一報を聞いた時に泣き崩れた。両親を亡くし、面倒を見てくれた兄まで亡くしたのだから相当苦しかったのだと思う。妻の実家にお兄さんの奥さんが暮らしているが近い内に息子さん夫婦の家で暮らそうと考えてるようだ。もしそうなると妻の実家は売りに出されるか、取り壊されるかのどちらかであろう。

私たちは挨拶をしに妻の実家へ向かい、妻は沢山の思い出を振り返り私に話す。アルバムを取り出し妻が私に見せながら当時の思い出を補足する。両親と幸せそうに暮らす3人の子供達、そこには沢山の笑顔があった。妻も、その両親も、お兄さんも、妹さんも・・・。

しかし、写真紹介を進めていく内に両親の姿が無くなり、お兄さんの笑顔も少なくなっていた。しかし妻と妹さんの笑顔は変わらずそこにあった。妻が私に気づいたように補足する。「お兄ちゃんね言葉に出さなかったけど大変だったみたい。私はこの後すぐに就職して、お金の協力は少なからず出来たけど、学生だった妹をちゃんと卒業させる事や私たち(妻と妹さん)を苦しませないように手続きや家族の管理をしていたの。仕事も休まず深夜に帰宅する事が多くて、いつかは体に限界が来るんじゃないかな?って心配してたけど、私達には笑顔で『大丈夫』って強がってた」

アルバムに無くなったお兄さんの笑顔。だけど力一杯の『笑顔』を妹たちには見せていた。そして私たちの結婚挨拶で一切表情を変える事無く私を強い眼差しでずっと見つめていた後に、妹さんと二人きりで日本酒を飲み、泣き笑いながら歓迎していた事。アルバムにはそのような表情は一切無かった。しかし妻は当時の写真を観るとお兄さんが見せていた表情を思い出すことが出来る。

もう妻の知るお兄さんに会えないのですから私は少し残念に思いました。
すると、お兄さんの奥さんが最近(昨年)までの写真を出してくれた。そして私は初めて見るお兄さんの笑顔がそこにあった。孫を抱きかかえながら力一杯ではない素のままの優しい笑顔。妻は「昔のお兄ちゃんの笑顔だ」と懐かしみながら見つめる。

妻は大切な家族の死を30後半という若さで3人も見てきた。そして私には冗談交えて必ず言う事がある「私より先に逝かないでね」。これから先の事は分かりませんが私はその冗談を受けて軽く頷き、妻の手を握り共に歩き始める。例え側にいなくても写真を見たら思い出せるように同じ歩幅で大切に歩いて行く。

私は仕事や友人には決して存在しない。『家族の時間』と言うモノをお兄さんや妻に気づかされたのかもしれない。

2016年8月10日水曜日

夏の笹川流れ

先日、相手先の代表取締役に褒められました。理由はお辞儀の仕方が綺麗で素晴らしいとの事です。実はコアリズムの筋肉痛を響かないようにロボットのようにカクカク動かしてるだけなのですが・・・本当の事は言えませんよね。

今回は夏の笹川流れをご紹介します。最近我が家のお気に入りスポットである笹川流れ。海水浴や岩場のちょっとした探検など子供達にも大人気です。
近くで岩牡蠣のお店が並ぶので牡蠣等が名産らしいのですが子供達は魚とウミウシ、ヒトデに夢中。また海水で塩を作る実験を子供と共に行いました。塩は海から作る事を自然と共に学べる良い機会です。

因みに岩場の影は意外と寒いです。次男が小さなフグを見つけて可愛がっていました。そのフグを「持って帰って金魚鉢の中で飼う」と言っていましたがこれがまた説明が難しい。淡水と海水の生物の話をしなければいけません。
でも折角の海水塩実験を行い海水魚と淡水魚の違いを分かりやすく説明し、フグは海にいた方が幸せだと教えて返してあげました。残念そうな顔していましたがきっとまた会えるよ。

帰りの夕日が笹川流れの岩場を照らし綺麗でした。そして砂浜の日陰でボーっとしていた妻がここに来てようやく本領を発揮します。夕食は岩牡蠣を食べに行きます。まだ子供達は牡蠣の美味しさが分からなくて色々と助かります。

妻が大きな生牡蠣をちゅるっと食べる中、地元である新潟の笹川流れを満喫しました。角田山も素晴らしいですが、笹川流れの四季もこれから見ていこうと思います。

2016年8月9日火曜日

思い出のDVD

先日は堪らなく海に子供達と泳ぎに行きました。家でクーラーを付けて涼みながら過すのも良いですが、海水浴は健康的で涼まります。ただ、どっと疲れるのが難点ですけど。

ある日、妻と子供達は出掛けて私一人で留守番をしていました。私は読書をしながらボーっと過ごしていました。読書が飽き始め身体を動かそうと掃除をや片づけをしてると謎のDVDを沢山見つける。私はその一枚をDVDで再生すると私と妻の結婚式が流れた。私は「うわっ、そう言えばこういうの撮影してもらったけど初めて観る」と独り言を言いながら眺めてる。私の父が号泣して寒い親父ギャグを連呼していた。「あぁ、この時複雑だったな・・・」と振り返る。そのDVD最後に初めて気が付きましたが私の父と母のメッセージがありました。母はまともな事言ってましたが父はこれまた寒い親父ギャグを言いながら酒で赤くなった顔をしながら一人で笑ってる。溜め息を付きながら私はDVDを取り出して違うDVDを再生しました。

そして新婚旅行の時のDVDがあった。私が頑張って撮っていたのですが、下手くそな映像が流れる。沖縄旅行でハブが茂みにいると住民の方が注意した瞬間私は一目散に逃げて、妻がその後に不機嫌な顔して茂みから現れる映像を観て爆笑。その後の私が必死に謝る姿も流れていて大爆笑する。ホテルに帰るまでずっと許してくれなかった事を思い出しながら暫く見てました。

その後は長女の誕生DVDと次男誕生のDVDです。今観ても感動します。
そして産まれたての我が子が今現在の元気に成長していった姿を見て私は感謝をしました。

そして、更にDVDをボックス漁っていたら見たことの無いDVDを発見する。私は再生すると一昔前に流行っていた「コアリズム」が流れる。
妻と子供が帰宅していた事に気づかず一人夢中でコアリズムをしている私の姿を後ろから数分間眺められていた事に全く気が付きませんでした。

でも今でも良い運動になります。妻は笑ってますが私と子供達のマイブームになってます。

2016年8月8日月曜日

正義感

長女がこの間の大きな犬の背に乗って遊んでいました。子供はあんまり恐怖心が無いのでしょうか?犬も楽しそうに子供達と遊んでいたので良いのですが。それにしても長女の大胆な遊び方は最近ソワソワさせられます。本日も引字圭佑の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

大分前になりますが出先から会社に帰る際にバスを利用し戻った時の話です。乗車客には私と若い多分高校生くらいのカップル、お婆ちゃんとお爺ちゃん(他人同士)が乗っていた。異変に気が付いたのは動き始めて10分位経ってからだろうか。若い男性がお爺ちゃんを見て運転手の方に「止めて下さい!」と言う。お爺ちゃんは口から泡を吹いてグッタリしてる。バスは街から離れ山道を通っている最中だった。運転手さんは急いで救急車を呼びバスは停車した。

お婆ちゃんはティッシュを差し出し泡を拭きとった。若い男性は身なりは頼りなさそうだったが手際が良く対処している。私も何か出来る事があるか模索している内に救急車が辿り着く。お爺ちゃんは搬送されてバスは通常通り動き出す。お婆ちゃんが若い男性に「若いのに凄いね」と声を掛けると「自衛隊に入隊してまして・・・」と照れながら答えるとお婆ちゃんが「かぁ~・・・素晴らしい子だね」と感心していました。自衛隊に入隊してるにしても一切なんの迷いもなく、冷静に対応する彼の本来の正義心が何よりも素晴らしかった。

妻が風邪で寝込んでる時に次男が私に「ママが風邪引いちゃってるよ」と心配をしていた。私は「パパがいない時にママを守ってね」と告げたあと帰宅をした時の次男が新聞紙を丸めて更に新聞紙で兜やマントのような物を作り身につけて妻の寝室手前のドアに眠りこけていた。私は次男の頭をそっと撫でて布団に寝かす。

次男もあのバスの男性に負けないぐらい正義感の強い子になってほしいなと願いながら寝顔を見つめました。

2016年8月5日金曜日

賑やかな角田山

宮城出張も終えてお土産の牛タンを片手に帰宅すると、私の実家からも少し贅沢なお肉が贈られてきたみたいです。その為、今日の晩御飯は少し贅沢な焼肉になりました。後輩達に「今日、何か良い事あったんですか?」と聞かれるのでどうやら顔に出てるみたいです。

すっかり長女も次男も肌がこんがり焼けて暑さに負けずに元気にはしゃいでます。出張が大分早く終わったので、子供達を連れて久しぶりに角田山を散歩しに行きました。大きく咲いたヤマユリや栴檀も咲き始めています。頂上にはヒメオウギズイセンやキツネノカミソリが咲いてるらしいので今度観賞しに行こうと思います。

次男がトカゲを見つけ追い回して遊び、長女は花を観賞し匂い等を楽しむ。まだ幼いですが、すっかり男の子らしい、女の子らしい成長を感じさせます。夏の角田山は沢山の命が見受けられます。その為に蚊やダニ等もいるので必ず虫よけスプレーは必須です。

次男が池で小さなアオガエルを見つけて指で優しく頭を撫でていました。アオガエルは直ぐに逃げるかと思ったらずっと次男の側にい続けました。すると気が付くとアオガエルが3匹程集まってきました。次男に頭をマッサージされに来たのかもしれません。次男は名前を付けるも誰がどれなのか直ぐに分からなくってしまい困惑してました。私はその姿を見て含み笑いをします。

カエル達と別れて下山し帰宅します。次男は疲れて私の背中におぶさり寝ていました。角田山の夏を満喫をした私達を最後にタヌキなのかアナグマなのかは分かりませんが遠くで出迎えてくれました。長女が手を振ると同時に山の中に消えていきました。

すっかり夏らしい角田山は沢山の命が観られる時期になりました。厚着、虫よけスプレーは必須ですが人間以外にも賑やかな季節で飽きさせません。

2016年8月4日木曜日

少年時代、夏の思い出を振り返る

先日作った庭の猫小屋。しかしあれから猫親子達が顔を見なくなり少し心配です。無事に暮らしていれば良いのですがちょっと心配です。小屋が恐いのかな?

出張で宮城に行きました。相手先の代表取締役との打ち合わせが終わり調度空いた時間を利用して少し観光を致しました。松島の五大堂を見て回り伊達政宗の甲冑など歴史を触れることが出来ます。

そして松島四大観の一つである扇谷へと向かいました。調度着いた時には夕暮れ時で壮大な絶景が広がります。トンボが飛び交い夕暮れの雰囲気をさらに増してくれます。小学生くらいの兄弟二人が虫かごと虫網を持って駆けまわっていました。

私はふと思い出を振り返る。子供の時は夏と言う季節は特別だった気がします。夏休みという長期の休みと言うのもありましたが沢山の思い出が込み上げる。友人と昆虫採集に出かけたり、海水浴へ行ったり、父と母の故郷を訪れた際は見知らぬ土地で小さな冒険を始めたり、危険な事や喧嘩して怪我して帰宅し両親に怒られたり。子供の頃の夏を振り返ると思い出がギッシリつまっている。

父方の故郷帰省の際、2つ上のケン兄という親戚がいた。まだ私は小学生低学年で一人っ子という事もありケン兄に懐いてよく遊び相手になってくれていた。今はもう名前は覚えていないがケン兄の同級生と共に昆虫採集や秘密基地、地元の駄菓子屋等を紹介してくれたり楽しかった。私はケン兄との別れ際は毎年よく泣いていた事を覚えている。

ケン兄が中学校に上がってからは一緒に遊ぶことが無くなった。ケン兄は部活や友人の付き合いで忙しくなってしまったからだ。私も高学年になりケン兄の事は何となく理解していた。一人で秘密基地へ向かうと違う小学生たちが秘密基地にしていた。こうして私とケン兄との仲が良かった痕跡が無くなってしまう。都内に帰る際もその頃から泣きもしなかった。

父もこの後から仕事が忙しくなり帰省する事も無くなった。それ以降ケン兄とは会ってはいない。
夕暮れの松島の絶景と少年兄弟を見つめ思い出にふけてしまった。目の前の柱にトンボが止まる。ケン兄が「トンボの捕まえ方、教えてやるよ!」と言ってトンボの目の前で指をクルクル回しもう片方の手で指をハサミのように優しく羽を挟む。私はその当時を思い出しながらトンボを捕まえる。それを見ていた少年たちが「おじさん、凄い」と声を掛けてくる。私は少年たちに虫網を使わない捕まえ方を伝授してビジネスホテルへと戻る。

引字圭祐は思う。
結果はどうあれ思い出としてずっと生きている。例え秘密基地が無くなろうとしても。


2016年8月3日水曜日

上司のポケモン

無事に妻の体調が良くなりほっとしたのですが今度は長女が風邪気味です。症状は軽いので大事ではありませんがエアコン等の急激な温度変化には気を付けないといけませんね。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

上司が突然「一緒にジョギングをしよう」と言い出した。私はスポーツジムの女性に何か言われたんだろうなと、脳裏に過りましたが付き合う事にしました。しかしジョギングを行う場所が車で行く所なのでそれに少し疑問を抱きました。到着するなり上司がスマホを取り出して何かを操作している。どうやら上司は今話題の「ポケモンGO」を始めたらしい。慣れない手つきで色々と何かを設定していた。「もしかしてジョギングの目的はポケモンGOですか?」私は上司のスマホ画面を見ながら尋ねると「うん、レアなポケモンがいるらしいんだよ」と素直に認める「珍しいですね。こういうのやらない方かなって思っていたのに」と私は返事を返すと「本当は苦手なんだよ。でもさぁ、これをやると娘たちの人気者になれるんだよ」と必死にポケモンの出るエリアを探す。

私は少し前に長女が私のスマホを見て「お父さんのスマホにポケモンいないの?」と聞いてきたので「いないよ」と返すとガッカリした顔して溜め息を付かれた事を思い出した。ポケモンをやる事で娘たちの人気者になれると思ったら確かに私もチャレンジをしてみたくはなるが上司のおぼつかない操作を見てると何故か非常に哀愁が漂う。ゲームを楽しむと言うよりも必死な思いの方が強く感じられる。エリアに着いてジョギングを始めると上司はスマホが振動する度に立ち止まり「引字くん!ちょっと待って!!」とスマホの画面を必死に操作する。それが結構な頻度で立ち止まるので全くジョギングどころでは無い状況になり私は上司に「ウォーキングに変えましょう」と提案し「すまん!付き合わせてしまって!○○(ポケモンの名前ですが、思い出せない)が今いたんだよ!」と私に謝まる。それから私は仕方なく上司のポケモンGOに付き合います。

そしてあるスポットに辿り着くと周囲に20~30人位の大人がスマホを弄っている。中には私と同じくらいの男性もいて、とある男性は息子さんと楽しそうにポケモンの話を弾ませながら仲良さそうにスマホを覗き合っている。上司は「ここに今ピカチュウがいるみたいなんだ。娘の為に今日ここが頑張り時なんだ!」と意気込む。私はニュースで話題になってる事で実際にここまで異様な盛り上がりは想像すらしていなかった。上司は上手くいかないのか気持ちが焦り始めている。

するとスポットにいた男の子が「ピカチュウ出てきた!」と言うと一斉に大人も子供もスマホに釘付けになる。上司も表情が一変し無口で何か目に見えないオーラのようなモノを纏い集中する。中には悔しがる声が聞こえてくる中、何故か私は上司を応援していた。滅多に見ない上司の姿を私は何故か父親代表と感じていた。すると上司が「やった!引字くん!!捕まえたよ!!」と私と上司はまるでマラソンを走り切ったような感じで盛り上がりました。

私は帰宅するなり妻に出来事を伝えると「あなたもやってみたら?○○(長女)もポケモン好きだし」と言われたが夢中になるのが恐いと思い「止めておくよ」と私は言った。

数日後スポーツジムで上司が例の女性トレーナーに「この間、ピカチュウ捕まえたんですよ!」「え!?凄いですね!!私も欲しいんですよ~」と言うやり取りを目撃した。私は上司を父親代表と思ってしまった事をもの凄く恥じた。

2016年8月2日火曜日

社長の依存症

昨日の夜から妻が風邪をこじらせてしまい少し心配です。仕事が終わり次第直ぐに帰らないと妻も子供達も可哀想です。今日は私が料理を作ろうと思い献立をどうしようか考え中です。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

朝出勤した際に社長がコーヒーを飲んでいる場面に出くわす。社長は私を見て「おはよう!」と挨拶をしながらコーヒーを啜る。昼ごはんの際に社長と出くわします。その時もコーヒーを片手に啜っています。夕方、一息入れる為に私は缶コーヒーを購入しに自販機へ向かうと社長がタブレットで仕事をしつつコーヒーを啜っていました。思えば社長はコーヒーを飲んでる場面によく出くわす事があります。

健康診断が終わり社長のコーヒーに異変が起きる。マグカップにはブラックではなくカフェオレらしき飲み物に変わっていた。私は社長に「コーヒー好きなんですか?」と聞いてみたら「好きなのは好きなんだが・・・」と眉間にシワを寄せて話し始める「タバコを止めた際に反動のように飲み始めてしまい。健康診断で胃が荒れる原因になるからとブラックで飲むのを止められてしまってね。飲まなきゃ良いのだが、どうしても飲みたくなって仕方なくカフェオレにして飲んでる」どうやら悩んでいるようだった。

タバコを止めた同僚や知人も他の物に依存して止める事が多い。ミントタブレット、飴、ガム等よく聞きます。社長の場合はどうやらコーヒーのようです。気が付くと一日に10杯程飲んで胸焼けや胃がムカムカしてくることもあるそうです。健康診断で全て健康と言われる中で唯一コーヒーの飲み過ぎを指摘されてしまい「どうしても飲んでしまうならカフェオレにして飲んでください」と言われたそうです。カフェオレを啜る社長はもちろん不満そうな顔をしていた。

私は冗談で「コーヒーゼリーにしてみたらどうです?」というと社長は目を見開き「それだ!」と言いながら私にお礼を告げた。その翌日、確かに社長はコーヒーゼリーを砕いてマグカップに入れて食べている。ちょっと面白い光景であるが「引字くん、これ良いよ」と満足していた。

社長は否定よりも「試してみて分からないモノ」に否定はしない事が多々ある。それは業務関係なくプライベートでも同じように私以外でも「こうしてみたらどうです?」と冗談だとしても社長本人が可能性はあるかもと感じると行動せずにいられないよう所が本当に凄いと私は関心した。しかも朝礼でコーヒーゼリーによるダイエット効果や健康法まで調べ上げていて皆に紹介する。

次の日、社長の奥さんが手作りで作ったと思われるコーヒーゼリーを大きなタッパーからマグカップによそう姿を目撃する。私にとって尊敬とユーモラスが溢れる人です。

2016年8月1日月曜日

引退後の趣味

8月に入り夏休みに入った方もいらっしゃるのではないでしょうか?この時期は冷たいアイス等を食べると気分爽快で一時的にですが元気になりますね。ただ食べ過ぎると頭が痛くなるので注意は必要です。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

公園で長女を遊ばせていた時にとても大きな犬をのんびり散歩している紳士がいました。いつもは見かけない方なので最近引っ越してきた方だと思う。その大きな犬を見て周りの方が集まり一躍有名になっているようでした。長女が私の読書を時に間を妨げるように袖を掴み「ねぇ、大きなワンちゃんがいるよ」と私に声をかける。どうやらその犬と仲良くなりたいけど怖いのか、恥ずかしいのかは分からないが一人では行きたくないらしい。

仕方なく私は長女と共に大きな犬の傍へ行く。色んな方が犬を撫でるが微動だにしない。多分しつけがかなり行き届いた犬だと思う。しかし長女は近くに来ても触ろうとせずに眺めているだけ。どうやら近くに来たらその犬の大きな体に更に怖くなってしまったようだ。私は長女に「ワンちゃんにバイバイしたら?」と言うと長女は微妙な反応。するとその犬が長女の表情や態度に気が付いたのか長女のすぐ傍に寄り添い伏せるような体制になった。長女は撫でやすくなった犬の頭を優しく触った。長女は一度触って危険が無いと知ると抱き着くように撫で始める。

私は飼い主の紳士に声を掛ける「随分、賢いですね!」と紳士は「この子は子供が好きだからね。でも自分から寄る事はあまりしないので、多分お嬢さんと仲良くなりたかったのかもね」と笑みを浮かべ話してくれた。長女や他の子供達が遊んでいる中、その紳士は予想通り最近引っ越してきたという話をした。どうやら子供が自立して仕事もほぼ引退状態。日常生活では奥さんに「趣味でも見つけたら?」と言われていたらしい。そして紳士は犬を飼い始めたという。今でも大きいのですがこの犬はまだ大きくなるらしく都会では飼育が難しいと判断して新潟に引っ越してきたらしい。

私もふと思う時がある。長女や次男が独立し、仕事も引退した時にその後の人生はどうなるのだろうか?この紳士のように何か趣味や好きな事を見つけられるだろうか不安になる。

気が付くと長女と子供達は犬を含めて追い駆けっこをしていた。家に帰宅する際に長女は私や妻に「ワンちゃん飼いたい!」と駄々をこねる。子供達が寝室に入り妻は「どうする?」と言われる「もう少し、次男が大きくなってからで良いんじゃないかい?」と妻に告げる。もしかしたら引退後の趣味になるかもしれないので私も慎重です。

2016年7月29日金曜日

上司が筋トレを夢中になった理由

妻が食の健康をもっと力を入れると張り切っていました。ご飯も五穀米だったり、野菜多めの食事にしたりですが飽きさせないように工夫を凝らして頑張っています。問題なのは私のお弁当です。徐々にガンダムから色味や形がアッガイになってきちゃいました。分からない方が多そうなのでここまでにしておきます。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

ある日、私と上司が健康診断の結果を受けてジムに通おうと話になりました。私は10年位前に入会した覚えがあります。しかし、子供が産まれてからは全く行かなくなってしまった。忙しくなった理由もありますが全く効果は無く筋肉も増えた実感すら感じませんでした。そして直ぐに挫折して通わなくなってしまった。なので上司は直ぐに止めてしまうのではないかと心配でした。

私はランニングマシン等の有酸素運動をメインに行いました。上司は初めて見る物が多くトレーナーに説明を聞きながら見て回っていました。それから1週間程経ちました。上司はジムに通う前と顔の表所が変わり以前はメタボでどっしりという感じでしたが、たったの一週間でメタボだけでは無いどっしりを感じられました。そして私に「引字くん、筋肉を上手く付けるには・・・」等という話をするようになる。以前は腹筋すら出来なかった上司がジムで見かけると腹筋ができるようになっていたのが驚きです。私は内臓脂肪をどうにかしたい為に始めたので有酸素運動ばかりしてると上司が私の前にきて「筋肉も必要だ引字くん!」とスポーツ器具が並ぶエリアに引っ張られる。以前は全くの筋肉とは無縁な人が突然人が変わったように筋肉、筋肉と言うようになったのです。

しかし、その理由がすぐに分かった。私はベンチプレスを苦しまみれに行いながら上司を見ていたら他の男性客達と話が盛り上がってるようでした。私は上司は周りに好かれやすいタイプだと知っていたので気にもしなかったのですが・・・。
「こんにちわ!皆さん今日も頑張ってますね!!」と爽やかで若い女性トレーナーさんがやってきました。すると周りの男性客達女性に集まり出して今日行ったメニューや現時点の身体をその女性に見せてアドバイスをもらう。「○○さんは次は腕の筋肉ですね!頑張りましょう!」「××さんはもっと体幹を鍛えて見てください」と一人ずつアドバイスをしている。上司もアドバイスを受けていましたが鼻の下を伸ばしている表情が遠くでも分かりました。上司は脚の筋肉を鍛えましょうと言われたらしく仕事で見た事も無い一心不乱な表情ででスクワット等を始める。

この女性トレーナーにアドバイスを受けるとこれまで筋肉と無縁な方でも筋肉を付けるのが好きになってしまうようです。やりがいや目的は人それぞれですが、ある意味ここまでやる気を起こさせるのは凄いなと思いました。仕事や趣味等もそうで目的や目標があると何事もポジティブに続けられる。動機が不純でも結果に繋げられれば凄い効果的です。

私は何となくランニングマシンに戻り一人黙々と有酸素運動を行う。足を引きずりながら上司がフラフラやってくる「引字くん、私はもう帰るよ。筋トレ楽しいね!」私は少し細い目をしながら「・・・はい」と返事を返すと上司はにこやかに足を引きずりながらロッカーへと向かった。

上司は、ほぼ毎日ジムに通っているようです。私よりもはるかに短期間で体格が変わった上司を見て周りも「俺もジムに通おうかな」「私も通えばスリムな筋肉が付くのかしら」等とジムに興味をしめし始めました。しかし本当の真実を知ってるのは私だけです。もし後輩達がジムに来てもなるべく上司の姿が見えない所で行わせようと思います。

2016年7月28日木曜日

表情を豊かにする猫

梅雨明けもしてすっかり夏になりましたね。熱中症対策は万全にして過ごしましょう。私は熱中症で大変な事になった過去がありますので常に家族全員にも警戒させております。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

先日のブログで猫の親子が庭に来ると言う話をしましたが、去年の出来事を思い出しました。社長と上司、営業先の方とゴルフをした帰り。社長が会社に寄ってほしいと私にお願いした。営業先の方を送ったあとに会社へ向かいました。

会社に着くと社長は会社裏の敷地にある窪みに身体を休めていたお腹の大きな猫がいた。社長は道の途中で購入した猫の餌を与えていた。私は「こんな処に猫がいたんですね」社長は「私も昨日見つけてね、もうすぐ産まれるだろうからこれから病院に連れて行こうと思ってね」社長は猫の顎下や首を撫でると猫もゴロゴロと声を鳴らす。どうやら社長に馴れているようだ。

私が「社長、猫好きなんですね」と告げると私に「私の家には2匹の犬がいるからね。この子達は引き取れないのが残念でね。カミさんに絶対怒鳴られる。」私は少し眉をシワを寄せた。すると社長が「あぁ、大丈夫だよ。出産した後はこの子の引き取り手は決まってるから。さっきの営業先の○○さんだよ。あの人猫好きでね」と笑っていた。暫くすると猫の様子がおかしくなる。

お腹が激しく動いているのを確認した時、私は妻が次男を出産した時の陣痛を思い出した。私は無意識にアレルギーにも関わらず猫を抱きしめて車に乗せた。社長の言う病院へ向かい出産を立ち合う事になった。それから数時間が経過し産まれたのは4匹の赤ちゃんです。出産は人間限らず例えるのが難しいのですが感動を与えてくれます。小さくても『生きている』こと『新しく生まれた命尊さ』を直前に目の当たりでき心を響かせてもらえます。

感動の束の間、社長は少し困り果てていました。どうやら引き取るのは3匹の予定だったそうです。社長は営業先でもある引き取り手の方に電話をしながらその場を離れる。上司は「私達も里親探し手伝おう」と話をしながら、社長を待った。すると営業先の方が社長に案内されながらやってきました。母ネコは子猫一匹ずつ大切そうに抱きしめるように舐めている。その姿を眺めていた営業先の方が「全員引き取ります。さすがに離すのは可哀想だ」という。

私は正直に、この営業先の方は苦手でした。営業の初めはいきなり怒鳴ったり、無理難題を沢山要求してきたり「この人には人間の心なんて無いのではないか?」とまで思っていました。さっきのゴルフでもずっとしかめっ面でした。しかし、そこにいたのは優しい顔をした一人の男性がいた。こうして子猫を含む5匹を引き取るという事になったのです。

これ以降、私はこの方への挨拶等しに行く時は必ずその子猫達の話をするようにします。するとお決まりのしかめっ面が豹変するように表情が豊かになり話しやすくなります。ただ本題の話に入る前に30分程、猫の話と大量の猫写真を付き合わされます。初めの態度に比べれば全く苦では無いですけど。

子猫の出産を終えて無事猫全員の引き取りも決まり、社長と上司を送って一人帰宅をする車内で「いい歳こいた4人の男が猫を囲って本気で悩む」その事を考えたら笑いが込み上げてきた突然、我慢の尾が切れたようにクシャミと涙、鼻水が止まらなくなる。妻に「猫の出産ってそんなに感動したの?」と冗談を言われます。あながち間違ってはいませんが、妻に「本当に辛いんだよ」と本心をぶつけます。

猫は大好きです。しかし、この症状のおかげで私の場合は表情が泣きっ面だけになります。

2016年7月27日水曜日

家族で山形県の一の滝、二の滝に行きました

自宅一人で留守番をしていた時にエアコンを付けっぱなしにして寝てしまい、風邪をこじらせてしまいました。妻には怒られるし、頭痛を堪えながら出勤をしました。エアコン風邪に皆さんも気を付けましょう。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

先日は家族と滝を見に山形まで行ってきました。一の滝から二の滝までハイキングを兼ねて向かいます。山形県も熊の出没に注意を促しております。事前に役場の方へ連絡をしてから向かう事をおすすめします。万が一の為に鈴を4人全員に付けて出発です。空気も水もキレイで川沿いを歩くだけで涼しかったです。因みに蚊も等の虫刺されも事前に対策をしてください。虫よけスプレーを使用したのですが、何故か私だけ虫刺されの跡が酷かったです。子供には被害が無かったので結果は良かったのですが足がボコボコ状態になったので気を付けて下さい。

緑が多くなってきてミツガシバが出迎えてくれました。そして一の滝に辿り着きます。普段あまり見ない光景に子供達がはしゃいでました。二の滝に向かう途中次男が何かを見つけたようで捕まえようとしてます。よく見えなかったので確証は有りませんがクロサンショウウオだと思います。猛スピードで逃げる黒い影。すると追いかけていた次男がバシャン!と川に落ちる。次男はその後、川に落ちた事を良い事に水浴びをする。その光景を見た妻は溜め息を付いてましたが私は涼しそうで少し羨ましかったです。

二の滝はいつ見ても素晴らしい。私は家族4人でこの滝をどうしても見たかった。長女と次男も滝を見上げて圧倒してました。私たちは浅瀬で足を川に入れて涼しさとマイナスイオンを満喫致しました。因みに二の滝の滝つぼは深いので小さいお子さんと行く時は絶対目に離さないようにして下さい。

長女が「涼しかったね。でも、あんなにお水出してたら怒られちゃうよ」と帰りの車内で私に告げる。妻と私はクスッと笑い。山が作り出す水が集まり川になり、それを人間たちの生活をする水になるちょっと難しい話をしながら帰宅する。次男はぐっすり寝ながらあの黒い影を夢の中で追いかけてるようでした。

2016年7月26日火曜日

少しだけでも理解する努力

庭に可愛らしい親子が遊びに来てました。母猫と3匹の子猫です。長女と次男は猫を見るなり抱きかかえようとしましたが私は止めました。子猫は人間の匂いが付くと周りの大人猫に食べられてしまうからです。子供達は納得してくれて水を上げてました。その後も猫親子達はしょっちゅう顔を出します。母猫が安全な場所を求めて行きついた場所が我が家だったのかもしれません。私は猫は好きなのですがアレルギーを持っています。私は小さな犬小屋のような物を簡単に作り庭に置きました。今度あの猫親子が来た時は雨の日でも安全な場所として気に入ってくれるか心配です。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

たまたま電車で営業先に向かった時の話です。駅で口論してる男性二人がいました。話が次第にエスカレートしそうだったので私含め数人が仲裁に入り駅員の方も駆けつけてきました。話の内容は若い男性が下り口の階段から下ってる最中、前に誰もいない事を確認してスマホ少し見ていたら突然おじさんが体当たりをするように登ってきたらしく「スマホばっか見てないで気を付けろよ!」と若者に告げた事で始まったらしい。その後もお互いに丸く収まる気が全く無さそうでした。

通りすがりの親子がその口論を見ながら「なんで大人同士って仲良くできないの?先生は皆と仲良くしなきゃダメって言ってたけど、テレビ見ても大人って喧嘩ばかりしてるね。大人は仲良しにならない方が良いの?」とその子の声がずっしり重く響き渡った。妙な雰囲気になってしまいおじさんが舌打ちをしながら消えて行った。若者は私達に謝りながら一礼し去って行った。

知識や経験を積み重ねるとお互いを理解しようとしなくなる。いつのまにやら相手の上に立とうと必死に抵抗を始める。私は考えさせられました。

とある営業先が我が社のクレームを出した時に後輩が感情的になり相手の意見を理解しようとせずに対処をしようとした事で更に大きなクレームになってしまった事がある。その後は私と部長の対処となり相手のクレーム元を調べると明らかに私達にも否が有る事が判明し深くお詫びをした。ですが今更相手を理解したところで営業先は我が社の信用を完全に失っていた。もっと早く相手を理解すればこのような結末にはならなかったと思う。

この口論もそうです。相手を受け入れるのではなく少しの理解が有るだけでこのような結末にはならなかったと思う。その事を気づかせてくれたのは子供の純粋な疑問でした。

2016年7月25日月曜日

カブトムシと父

今日は日差しが強いですね。妻はお気に入りのサンバイザーを付けてよく出かけています。ある日、次男が小さな機械修理工場のような場所を通り過ぎて「ママみたいな帽子してるよ」と私に伝えてきます。火花が顔に当たる事を防止したプロテクターの事です。幼いながらこういう発想ができる事に感動を覚えました。その後は全く用途が違う説明はしましたがこれが難しいです。本日も引字圭佑の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

先日、妻と長女は女同士の買い物と言って出掛けたので、私は次男と男同士の昆虫採集をするために外へ出かけました。日差しが強いので帽子と水筒を持って出かけました。蝶やトンボ、セミ達もいますが目指すはカブトムシとクワガタです。この時期はちょっと早い気がしましたが私は息子以上に意気込んでいました。

私も幼い時によく父親に連れられてカブトムシやクワガタ採取をしにいきました。昼間よりも夜の方が見つけやすいとか、樹液(カブトムシ用の餌)を塗って誘い出しすけど、違う人に獲られてしまったりとか沢山の思い出があります。
父親は幼い私にカブトムシの獲り方や特徴などを伝授をして何匹も大きなカブトムシやクワガタを獲ってくれました。普段、大して何もしていないような父親が一番恰好良く見えた瞬間でもあります。そして友人よりも父親とカブトムシ採集をした方が獲れるので、父親にせがんで一緒に採集に出かけていた事を思い出す。私はここで次男に「パパ、凄い!」と言わせる為に猛暑の中、頑張って良い所を見せようと企みます。そして次男はこれから先、私とカブトムシ採集に一緒に行く事をせがんでくる事を想像しながら張り切ります。

探索から2時間が経とうとした時です。次男は空の虫かごを見て不満な表情を浮かべる。ですが全くカブトムシは見つかりません。このままでは私と次男の理想的な未来予想図が叶わなくなってしまいます。むしろこの時、次男の表情からすると「パパともうカブトムシを獲りに行きたくない!」とまで言われかねない。夕方になり諦めかけていた時に木の幹にカブトムシを発見。しかしよじ登らなければ獲れない位置にいます。私は父親の意地としてカブトムシを獲る為に木によじ登ります。あともうすぐ手を伸ばせば獲れると思った瞬間カブトムシが羽を広げ飛び立とうとしました。私は気持ちが焦り登っていた木から尻もちをつくように落下。そしてカブトムシは何故か次男の腕に着地をして、そのまま次男は虫かごの中に入れた。

次男は大変喜んでいました。私は次男に対して何も父親として凄い所を見せられずに痛みを抑えながらへっぴり腰になり帰宅する。
私は次男に「明日このカブトムシさんを帰しに行こう」と話す。次男は嫌がっていましたが「カブトムシさんはお家でいるより森にいた方が嬉しいんだよ。森には沢山のカブトムシさんのお友達がいるんだよ」と言って説得させ翌日にはカブトムシを元の場所に戻してあげました。次男は「カブトムシさんお友達に会えたかな?」と心配しながら後ろを見る。私は「また今度、会いに行って上げよう」と伝えると次男は「うん、またパパと一緒にカブトムシさんに会いに行こうね!」と言ってくれた。

私は良い所を見せるばかりは何か違う事を思い知らされた。ただ一緒に行って真剣に子供の遊びに付き合うだけで良かったそう思わされた。カブトムシよりも何よりも次男は私のへっぴり腰姿とお風呂で赤くはれたお尻を見て「パパ、お猿さんみたい」と言いながら笑顔で笑う姿が一番の印象でした。

2016年7月22日金曜日

キャラ弁

ここ最近過ごしやすい時期が続いてますね。来週は雨と気温が上がりジメジメした週になりそうです。この時期はカビの時期です。浴槽など徹底管理する季節ですね。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

先日は健康診断でした。健康には自信があったのですがちょっと血圧が上がっていたのに驚きました。また内臓脂肪も多くなってました。昼食は頻繁にラーメンを通っていたのが罰があたったみたいです。そして上司は太り過ぎと言う宣告を受けてました。因みに社長は全部健康で体調年齢は40歳と私と同じ若さです(社長の実年齢は60歳)。

私と上司は社長の前にひれ伏せました。そして社長は「体調管理は仕事に出るから。二人とも改善してね」と忠告される。

妻に話すと「分かったわ!明日からお弁当を作るわ!」と協力してくれました。そして翌日の昼食恥ずかしながら妻の手作り弁当を開けると形が崩れて寂しげな表情をしてる玉子のヒヨコが3匹と多分妖怪ウォッチのキャラクターであろう不気味な海苔巻き。そしてご飯を入れる層を見ると春雨サラダがぎっしり入っていた。後輩から「引字さん!愛妻弁当なんですか?羨ましい!」と近づいてきました。私はそっと弁当を隠し「う、うん。いいから早くご飯食べに行きなさい!今日のミーティングはキッチリと備えておいてね」と後輩を外に出て行かせるように促す。そして意外にも職場で食べる者が多く私はあまりの恥ずかしさに弁当を持って屋上に向かう。

そこには上司達の姿があった。上司が「引字くんもかい?」と言って上司の弁当を見るとクマがハートを持っている型の海苔がご飯の上に敷かれている。そして周りの男性社員も様々なキャラ弁のオンパレード。僕は安心して弁当を開くと「我が妻がこんなものを・・・」と皆に見せると違う部署の上司が「あぁ、これは多分試作品だね。引字くんのとこ、まだお子さん小さいから練習がてら作った感じだね」とベテランの解説員のような口調で語りだす。そして各々のキャラ弁をまるで作品を紹介、解説するような感じになり段々面白くなってきてしまう。

帰宅して弁当箱を洗いながら妻に「今日のあれ、試作品?」と聞くと「バレた?」と妻が言う。そして妻に職場での屋上ランチの事を話すと「何それ、そんな事してるの?」と驚いていた。そしてその翌日また同じメンバーが屋上に集まりキャラ弁をお披露目している。

相変わらず上司は可愛いキャラがご飯の上に敷かれていたリ。他の皆はアンパンマンやらドラえもんやらが出てくる。私はそっと弁当を開けるて確認をする。妻は頑張ったと思う。私の好きな機動戦士ガンダムを頑張って型を作って再現していたんだと思うおにぎりが入っていた。けど歪みまくって上司に「なんだろうね?パトレイバー?」また違う上司には「引字くんの奥さん面白いね。子供に合わせて作るのに夫に合わせる事はあんまりないよ」と笑いがどっと起きる。

帰宅すると妻は慣れないキャラ弁を一生懸命に勉強をしているようでした。そして恥ずかしかった愛妻弁当が意外にも面白いコミュニケーションに繋がりました。次の昼食のお披露目会が楽しみになっている自分がいます。

2016年7月21日木曜日

大先輩の注意

朝や昼間は過ごしやすいのですが夜が異様に蒸し暑くなって困っています。あまりに寝苦しくなってしまい冷蔵庫に頭を突っ込んでいたら妻にその瞬間を後ろからじっくり観察されていました。今日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

社長の付き添いで取引先に訪問しに行った時の話です。社長と私は訪問先近くのファミリーレストランで昼食をとっている時です。注文を済ませてある程度メニューが運ばれてきた時に幼い子供達が大声を上げて店内を走り回っていました。始めは連れてきた両親が注意をするだろうと思い、気にしなかったのですが子供達の悪ふざけがエスカレートしていきます。ドリンクバーも背が低い為、精一杯機械をいじりますが結局こぼしてしまう。その子はどうしたらいいのか分からずそのままにして親元の席に帰っていた。

お昼時で利用者も多く周囲も迷惑な顔をしていましたが、どうやら母親達はおしゃべりで夢中のようでした。すると我慢しかねたお爺ちゃんが母親の元へ行き怒鳴りつける。すると母親たちは「貴方には関係ない」や「気づかなかっただけです」と反省の姿勢が全く見られなかった。店員さんもようやく仲裁に入りますが何やら揉めています。私と社長はこれでもう事が丸く収まるだろうと思った。

すると突然、母親の旦那さんが現れて大声を上げる。子供の注意から話が大きく変わり店の態度やら不満に変えて店員を黙らせた後にお爺ちゃんを攻め立てる。警察を呼ぶまでに進展するかもと思いましたが。しかし、そのお爺ちゃんの奥さんが現れました。奥さんは「子供達が可哀想。怯えてるわ・・・。貴方達が満足するまで私たちの批判をすれば良いわ。でもその子達は一旦外に出して上げて。こんなに悲しい光景を見せられてしまうなんてあんまりよ」店の中がシーンとした。旦那さんんは「もう帰るぞ」と母親たちを引っ張って店を出て行きました。子供達はこの雰囲気の理由が分からないようだった。

社長が「言い方悪いが、子供が子供を育ててるみたいだね。あの奥さんが本当のお母さんに見えたよ」と話しながらお茶を啜る。私は気になりました、あの後あの両親は子供になんて説明したのだろうか。

私は自宅に帰宅して妻にその件を話すと「変なの」と最初は笑い。「子供がいると色々な事を縛られてしまう気持ちは分かるな。その時は縛られることを忘れてゆっくり友達とお喋りしていたかったんだろうね。そして突然他の人に指摘されて『母親をちゃんとやってるのに!』って納得しないで反抗する気持ちもね。お爺ちゃんの奥さんは『お母さん』の大先輩だもんね。きっと気持ちを察して子供をよく見なさいって注意したんだろうね、『お母さん』を『お母さん』に戻してあげたんだよ」

ふと私も思う事がある、職場を離れると私はサラリーマンとしていたくない気持が何となく似てる。逆に職場では父という事を忘れ仕事をして、家族でいる時は父としてちゃんと子供を見ています。しかし読書に夢中になり父であることを一瞬忘れてしまいそうになる事も今思うとあります。母である、父である事を疲れたり夢中になってしまい忘れてしまう事があるかもしれない。私は子供達と共にいる時は父をサボらないようにしようと決めた。妻は母を常にしているので多少は楽させてあげられるかもしれません。

2016年7月20日水曜日

夏祭り

最近になって姿勢を良くしようと整体に通っています、担当の方が家でストレッチを行う事を勧められて、入浴後ストレッチを兼ねて柔軟体操も行って見ましたが非常に情けない体制になって妻に笑われました。長女や次男も私の柔軟体操を見様見真似で行い体の柔らかさを見せつけます。そして私は言います。「これからもずっと柔軟体操をやった方が良いよ」と伝えると長女から「お父さんもね」と言われました。私はつま先に全く届きそうにもない前屈をしながら何も言い返せなくなりました。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

連休は海水浴だけでは無く、白山神社にも行きました。縁結びや安産祈願、家内安全、仕事の繁栄で有名な神社です。私達夫婦も次男を産む際に通い、そのおかげか妻は比較的に楽な出産だったようです。ちょっと家から遠いので今年は初の参拝になりました。

私と長女は「はくさんさま」にお祈りをします。この「はくさんさま」は歯の神様です。先日のブログにて差し歯になった私と、銀歯を詰められた長女は強く念じます。また調度この時は夏祭りの時期でした。

ぽっぽ焼き等を屋台で購入し食べながら境内を回ると次男は金魚すくいをやりたいと言ってきた。私も懐かしく思いお金を払いチャレンジさせてみました。3回チャレンジという事でまずは次男がチャレンジします。呆気なく、すくいの網が破れて次男は難しそうな顔をする。ここで私の腕を見せ付ける時がきました。私はいかにも手慣れてるように左手の茶碗と右手のすくいの距離を縮めてさっとすくいを水槽の中へ入れる。

こうして追加の料金を払い6回目で要約2匹の金魚をゲットして次男の喜ぶ顔が見れて一安心していると妻と長女は、ぽっぽ焼きでは飽き足らずにたこ焼きやかき氷、ジャガバタ等の食べ物を食べ回っている。最近長女は育ち盛りなのか妻に似たのか分かりませんがよく食べるようになりました。妻はよく食べるのに何故か体型が変わらないのであまり心配してませんが、ちょっと気持ちぽっちゃりしてきた娘が心配です。

3連休は海も祭りも満喫した家族旅行になりました。家に帰る前にホームセンターで金魚鉢等を購入して金魚を入れました。次男と長女は金魚を見てはしゃいでました。毎回白山神社に行くと家族が温まる気がするそう感じました。

キッチンに向かうとぽっぽ焼きを半分に切ってそこにチョコバナナを挟んで「美味しい!これ!!」とはしゃいでる妻の姿を見て私は少し溜め息を付いた。


2016年7月19日火曜日

海の思い出

天気が良いと汗ばむ季節になり、外と職場の温度差で気が滅入ってしまいそうです。この時期の角田山にはヤマユリがキレイに咲いております。娘の大好きな花の一つでよくヤマユリを見つけては話しかけています。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

新潟は現在海開きの時期になりましたので3連休は家族で近くの浜辺で海水浴に行きました。子供達は海水浴では常にはしゃぎ回り大変でした。妻は日に焼けたくない為、ビーチパラソルの外へは出ませんので子供達の面倒は私になります。昨年とは違い少し大きくなった長女は力も強くなり大変でした。

ヘトヘトになりながら帰りの支度をしていると浜辺に学生服を着た男子学生2人が夕日に沈む太陽を見つめ語り合ってます。私はなんだか懐かしくなりました。

中学生の時に仲の良かった友人がいました。その友人とはよく海の浜辺で語り合っていました。クラス仲間の話や教師の話、部活や先輩、恋の話まで内容はあまり変わらない日が続いても何故か毎日のように二人で浜辺に来ては語り合った。今思うと話の内容より居心地が良かったんだと思う。その後、二人は高校で別々になり浜辺には共に通わなくなってしまった。高校卒業前で大学に進学が決まったある日、ふと中学の卒業を思い出した。

私は赴くまま夕方の浜辺に向かった。中学時代のあの頃のように全く変わらない。光景や波の音、潮風の匂い。居心地の良さはその時も感じられた。私は高校の思い出もいつの間にか忘れてしまうのだろうなと思い海を見つめる。

大学に入学後、私は勉学や新しい仲間との出会い等の新生活が始まり、あの浜辺の居心地の良さはまた忘れてしまった。大学を卒業が決まり、私は就職の為に上京する事になった。親元や仲間達の元、故郷を離れて見知らぬ土地で一人で暮らす事になる為、不安な気持ちでした。

私はまた夕日の浜辺に向かった。何も変わる事の無い風景を見ながら過去を振り返る。中学時代、高校時代、大学時代、家族の話に至るまでボーっと波を見つめて振り返る。上京するまで日にちはまだあり、その間は週3以上のペースで浜辺に通う事が続いた。ある日、浜辺で「圭佑?」と私を呼ぶ声が聞こえる。私は振り向くとガラの悪そうな強面の男がそこにいた。私は怯えながら「どなたですか?」と聞くと中学時代によく浜辺で一緒に語り合った友人でした。

イメージが変わり驚きましたが声や仕草は確かに変わらない友人を思い出させます。友人は高校卒業後に就職をして大工をやっていると私に話した。そして、もうすぐ結婚をする為に相手の両親に挨拶をしに行く緊張を和らげる為にこの浜辺を訪れたらしい。私も上京の不安な話をして過去やこれからの話を語り合う。中学時代同様に決して解決や結果を出ることの無い会話をずっと語り合う。だけどそれは苦ではなく居心地が良くて何故か安心や希望が溢れてくる感じがした。

友人は中学卒業後もよくこの浜辺に来ていたらしい。私も卒業したり環境が変わる度にここに訪れていた。そして二人して思った事がある。この居心地の良さは実際には側にはいないが当時のお互いの存在を浜辺の光景や波の音、潮風の匂いで作りだしていたのではないのかと語った。

そして二人は分かれ際に私は「結婚、頑張れよ!」と言うと「そっちも東京になんか負けんなよ!」そしてお互いに「またな!」と中学卒業後最後の浜辺で言った最後の挨拶を同じようにする。

それ以降、私は実家の海には行ってはいない。またその友人の連絡先も分からないまま結婚の結果や今はどういう生活を送っているのかは分かりません。ですが、本人がいなくてもあの浜辺に行けばきっと光景や波の音、潮風の匂いで勇気づけてくれる。そう思っています。

そして現在、新潟の浜辺で語り合う男子学生達もこれから先、我々と同じような場所になる事だと思います。

2016年7月15日金曜日

先輩の後悔

最近次男が妙に鰹節やするめ、椎茸等一般の子供が苦手な食べ物を好んで食べます。とは言う物の近場で美味しい特産品として取り上げられる食材なので私が子供の頃に食べた味とは全く違うんでしょうね。しかし、椎茸の味が子供ながらに分かるとは・・・。中々の通ですよね・・・。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

つい先日、私をよく面倒を見てくれた元先輩と居酒屋で飲みに行った。その先輩は独立して今は小さな会社を運営してる社長です。久しぶりの酒を交わしながらの再会なので募る話を沢山しました。そんな中、先輩がある話をしてきた。「引字君、家庭はどうだい?」先輩は会社を辞める前からずっと奥さんとは上手くいっていなかった。私はもしかしたら離婚でもしたのかな?と頭を過らせながら「上手くいってますよ。最近は子供の成長が楽しくて」と伝えると先輩は「そうか・・・」と酒を飲み俯く。私は『先輩は?』なんて軽々しく聞けずに少し静かな間が立ち込めた。店員さんが「焼き鳥です」とテーブルに置いた後、静かな間が終わり先輩が口を開く。「俺さぁ、文句ばっかり言ってたけど・・・今思うと後悔ばかりなんだよね」先輩は汗ばむグラスの露を見つめながら遠い目をして語る。私は「何かあったんですか?」と聞くと先輩はグラスから目を離し私を見て「妻が末期癌なんだ」と告げた。

私は返す言葉が見当たらず酒を一口飲んで「飲んでて、大丈夫なんですか?」と聞くと先輩は「今日は大丈夫なんだ。妻がそうしてくれって言ってたから」と言う。先輩は過去を思い返すように語る。「結婚した当初は幸せだった。共働きで子供を育てて、必死だった」先輩は焼き鳥を一つまみして話を続ける。「子供が成長して大人になるにつれて、生活に余裕が出てきたある日。突然喧嘩ばかりになった。原因は本当に些細な事だったと思う。毎日居酒屋に通って贅沢しすぎとか余裕あるだろ?みたいな始まりだった」私は過去の先輩を振り返り「よく話してましたもんね」と返すと先輩は頷きながら話を続ける「私が独立して会社を建てる事も猛反対していたしな。妻は妻で会社の重役を任せれられる立場。どこか劣等感に感じてた所があったのかもしれない。私は妻の反対を押し切り会社を建てた」テーブルに飲み物のお代わりがやってくる。

先輩は冷えた新しいグラスを額を当てて話す「凄く大変だった。だけど妻の助けを借りず、ずっと衝突しながらも、何とか軌道にのせられるまでやってきた。私は妻に勝ったとその時に思ったんだよ」先輩は酒を口に含み喉に流し込むと「私は勝ち誇った表情で妻に報告した。すると妻から『良かった』という言葉と『余命』という言葉を聞いた時に無意味だったプライドが一気に崩壊した」先輩の目から涙がにじんでいる。

先輩は泣き上戸と言うわけでなくどちらかとういうと笑い上戸のはずだった。先輩は酒を少し飲んでは溜め息をついての繰り返しだ。今まで抑えていた気持ちを爆発させたかったのだと思う。「この20年間近く、ずっと衝突ばかりで何もしてやらなかったのに・・・大変そうと気を使って言わなかったアイツに・・・」悔しさと苦しみを混ぜた表情をしながら先輩は語る。私は最後まで何も言えなかった。先輩は「どんど体が弱ってく姿が見ていて辛くて、恐いんだよ・・・。でも今は正直に妻に向き合いながら私が側にいなくちゃって気持ちがあるんだ・・・。手遅れだけどさ」最後に先輩は「ごめん、こんな話しちゃって。こういうの話せる人いなくて・・・」と言って謝ってきましたが「いや、先輩・・・頑張ってください。私は心から応援しています」と返す。先輩の「ありがとう」という言葉で再会を締めくくった。

私は今年に入り沢山の命を見てきた。子供の成長や山の自然、人間だけでなく動物も・・・「後悔しないように生きる」これが大事なのを気づかされました。そしてその「後悔」とは「成功や失敗」ではありません。「今行っている事全てが、納得出来る人生に繋がっているか?無意味な事や気持ちを相手や自分自身にぶつけていないか?側にいる大切な人達を分からず傷付けていないか?周りに流されていないか?」それを教えてくれたような気がします。

成功や失敗はチャレンジすれば何度でもできる。しかし、後者の意味は取り返しのつかない『後悔』に繋がるのですから・・・。

2016年7月14日木曜日

私と妻の極秘計画

社長が旅行のお土産で縁起焼きという物を頂いた。帰宅して家族皆で食べると妻や子供達は「しろあん」や「カスタード」等の変わり種味を食べて残ったのはオーソドックスな「赤あん」だけが私の目の前に残った。普通の餡子だって美味しいのになと思いながら頂きました。今度はコーヒー味を食べてみたいです。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

私と妻はある極秘計画を企てていた。それは先日の話です。ある日、長女が甘い物を食べてから「歯が痛い」と言い出したのです。次男は珍しく今は虫歯が無いのですが、長女の虫歯治療はこれで2回目です。初めての歯医者は知らない所なのですんなり足を運びましたが、帰ってくるなり大泣きして「もう行きたくない」と喚いてました。そして2回目以降の診察は長女が必死に抵抗します。「やだ、やだ!行きたくない」と漫画でしか見たことの無い状態で電柱を抱きかかえるようにしがみつき必死に抵抗をしてました。これがまた連れて行くまで非常に体力を使います。あと2回程行けば無事に治療が終わるそうです。

そして、明日は治療日になります。私と妻は子供が寝静まった後にどう長女にすんなりと歯医者に行かせるか計画を立てていました。しかし、いくら子供でも嘘はあまり良く無いと考えています。しかし、長女は「歯医者」というフレーズが出るだけで顔色が変わり必死に抵抗を始めて、前回は予約の時間より30分程伸ばしてしまうという結果になってしまった。すると妻は「そう言えばあなたも歯を見てもらえば?一緒に見てもらえば怖くなくなるかも」という話になった。確かに最近仕事が忙しく治療した跡等の異変や気づかない虫歯等があるかもしれません。

当日、「お父さんも行くから!」と長女に言うと「お父さん一人で行けば良いじゃん!」とジタバタ抵抗する長女を抱える。やっとの事で歯医者に辿り着くと私の腕に無数の小さい蹴り後が付いてました。長女もようやく観念したのか待合室で絵本を読み始めてました。私と長女の名前を呼ばれて一緒に診察台に行きました。

すると私を担当する先生が顔色が変わりました。「お父さん、これは酷いですよ」そう言ってガリガリ私の歯を削る。歯はキレイにしていたつもりで鏡を見てもキレイだったはずです。だが、子供が産まれて仕事に勤しんでいた時に少し痛みが走った事が記憶に過りました。先生は私に「治療跡からまた虫歯が広がってますよ」と伝えてきました。そして、私の虫歯の状況は酷く抜歯する事になりました。その事を伝えられると私の顔は一気に青ざめました。

この日、私自身の差し歯の型を造っただけで抜歯は次回になりましたが長女と共にグッタリしながら家に帰宅する。妻も私を見て察したのか鏡を見て自分の歯は大丈夫か確認している。長女は私に「私も頑張るから、お父さんも頑張ろう」と手を握られた。計画の結果は良かったのか良くなかったのか私はよく分かりません。

そして保育園のしおりに「夏に入る前に予防接種」という項目が目に入る。私たちは再度計画を立てなければいけません。

2016年7月13日水曜日

人間関係に悩む後輩を変えた後輩

最近ですが、どうやら姿勢が悪くなってしまい腰や肩に負担が増えた気がするので整体に行ってきました。すると先生は「あぁ、歪んでますね」と私を見た瞬間に歪んでる箇所を把握してボキボキ私の体を整えていきます。上半身だけの問題と思いましたが、頭や首のゆがみからの原因で肩や腰に負担になってるようです。プロって凄いなぁ~っと改めて思いました。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧いただきありがとうございます。

結構前の話になりますが、会社で後輩の男女1名ずつと飲みに行った時の話です。男性はAくん、女性はBさんとしましょう。Aくんは大人しくあまり友人を作らないタイプでBさんは明るく皆に慕われるタイプです。

Aくんは酒が入り気分が良くなったのか口が動き始めて驚く程よく喋る。話が進むにつれて人間関係の話になる。「あの人はアレだから嫌い」「あの人はアレだから苦手」と文句ばかり言う。私は逆に「良い人はいないの?」と聞くと「・・・引字さんっすかね」と社交辞令を漂わせて言う。私はそれを聞いて少し溜め息を着いて説教を始めようと思いましたがBさんがAくんに言います。
「嫌いな人や苦手な人はAくんの中でこの先どうするの?」と聞くと「えっ?近寄らないようにします」と言う。Bさんは更に「近づいて来たら?」するとAくんは「離れます」と言う。Bさんは「それって疲れませんか?」と聞くとAくんは少しムキになって「疲れる訳ないですよ!むしろ楽です」と告げると。Bさんは「でも自分の行動範囲を狭めてますよね?疲れませんか?これから一緒に働くので、その方々と接して疲れる事が沢山ありますよ」という。

Aは不満そうな顔して無言になる「どうすれば良いんだよ!」という文字が顔に出ています。私はBさんに「Bさんは苦手だなって思う人がいたらどうするの?」と聞くと「私はあまり一方的な考えをしないようにしてます。嫌いって思うとその分だけ思いを募らさせて仕事とは無駄な体力を使うし、この人が好きと強く思って接すると、どちらかが甘え始めて、どちらかが負担になってしまう事があるので片寄らないように考えてます」Bさんは更に話を続ける「どうしても話が合わない人や苦手だなって思う人もいますが、そういう方は敢えて良い所を見たり、探してみたりします。すると見方が変わって話しやすくなる可能性もありますし、良い所を知っている分、接しては無いけど信頼を寄せて仕事を任せたりできます」と話す。

私は若いのに感心と思い「凄いね。最初からそんな考えしてたの?」と聞くと「いえ、というか私は面倒臭がりなのかもしれません。私も学生時代に苦手だなって言う人には近づかないようにしました。ある日、その人が私の忘れ物に気づいて届けてくれました。その人にお礼を告げると『大した事してないから別に良いよ』と言われて、私が嫌い、苦手って思ったことは私だけの只の決めつけだったんだなって思いました。それから周りが苦手と言われる方も『あの人、凄い親切な人なのにな』とか流されないようにしていたら、いつの間にか気持ちが疲れなくなったんです」Aくんは疑問な表情をしている。

私は「それが面倒臭がりなの?」というとBさんは「はい。嫌い、苦手だけを一方的に思いこむと疲れませんか?あと無駄に話しを合わせたり媚びるのも疲れます。一人、一人に距離感はあると思いますが一方的な極端な好き、嫌いを決めつけないようにしました。疲れたくないので」と笑いながらお酒を一口飲みながら笑顔で語る。Aくんは何か分かったように「そうか・・・そうだよね」とお酒を飲み干した。

それからAくんは雰囲気が変わりました。ちょっと無理してそうな時があるので不安でしたが、ある日Aくんは私に「Bさんとお付き合いする事になりました」と告げる。しっかりした彼女が側にいるので安心しています。

確かにコミュニケーションは難しくて疲れるのかもしれない。しかし、疲れる原因を作りだしてるのは《相手》なのでしょうか?私もBさんの言葉を聞いて勉強させて頂きました。

2016年7月12日火曜日

痛々しい表情

何をしても汗が噴き出してきて困る日々ですね。女子社員も多いので汗の臭いは気を付けるようにしてますがどうも気になってしまいます。40歳はオジサン臭いと言われてしまう事もよく聞くのでビクビクしながら出勤しております。今日も引字圭祐の晴天日記をご覧いただきありがとうございます。

社長とお得意様との接待ゴルフが終わり、一人で帰宅をしていると路上に横たわる何かを見つけた。結構大きめの犬でどうやら車に引かれてしまったらしい。息はまだあるが表情は痛々しい感じがした。私は急いでその犬を抱え動物病院へ向かった。とりあえず手術は終わったらしいのですが「危険な状態」と獣医の先生が告げる。毛並みがキレイで蚤もいない、だけど首輪はしておらず先生は「恐らく捨てられたんだろうな・・・」と話す。

獣医さんは更に続けて「あの犬は、さらにガンにかかってるみたいだ」私は「えっ!?」と獣医さんに驚きながら聞き直す「元々、もう治る見込みがないから、最後は家族に見えない場所に捨てられた可能性が高い」私はジッと犬を見つめながら「そんな事、あるんですか?」先生に質問すると「稀にね。普通なら保健所だと思うが中には田舎までやってきて、良かれと思って山等に捨てる人もいるからね」私は「勝手過ぎますね」と罪の無い先生にぶつけるように言ってしまった。

恐らく、山奥で捨てられて僅かに残った飼い主の匂いを辿り、持病に苦しみながらようやく道路に出て引かれてしまったんだと思う。私は「そんなのはあんまりだ」と言うフレーズが頭に沢山溢れだす。例えどんな病気でも最愛の家族を思いやるなら最後まで見届けるのが当たり前じゃないのか?いきなり捨てられて「あとは自由に生きてくれ」って人間の一方的な勝手じゃないか?死を見たくないから蓋をするのもおかしいじゃないか!と怒りが込み上げる。

先生は「とりあえず、この子の身元を探すけど見つからないだろうな」私は何も言えなかった。助かっても直ぐに失う命を養ったとして、直ぐにやってくる死は子供達がどう感じるのかが辛かった。私は病院を出る前に先生に一応連絡先を伝えておいた。

翌日、動物病院の先生から連絡があった。「今朝、ご臨終です」
子供達を預けて妻と共に病院に向かう。死んでしまったがもしかしたら成仏が出来ずに飼い主を捜し回り辛い思いをしながら彷徨い続けてるのかもしれないと思い私は妻と二人だけでこの犬の葬儀をして上げた。妻も私がした事は正しいと言ってくれた。誰だって人生の最後は誰も知らない場所で自由で死にたいだなんて思いはしないはずです。愛する者達に囲まれて死にたいと思う筈です。だからこの犬も苦しみながら家族を探していたに違いない。その願いは叶う事無く果ててしまった、あの犬の痛々しい表情がまだ忘れる事無く浮かんできます。

2016年7月11日月曜日

子供達と童心に返る私

暑い季節になりましたね。エアコンを付けようとしたら妻に怒られてしまったのでスーパーでアイスを購入して家族全員アイスで暑さをしのいでおります。今日こそはエアコンの許しが得られるか心配です。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

流石に強い日差しの中でいくら日影があろうと公園で読書をしていても内容が全く身に入りません。ですが子供達は楽しそうにはしゃいでおります。私は一人公園の東屋に籠り、捲りもしない本を抱きかかえてうなだれていました。

すると子供達がびしょびしょの姿になって私の前にやってきます。私は一目で汗ではなく水だと分かりました。近くには噴水の広場があるのでどうやらそこで遊んでいたらしい。私は軽く注意をしながら持っていたタオルハンカチで子供達の顔を拭く。次男が私に「パパも噴水で遊ぼうよ、気持ちが良いよ」というが私は次男の誘いを遠慮をする。取りあえず私も子供達が遊ぶ噴水の前に移動をしようと思い東屋を出る。すると小学生くらいの男の子達が遊んでいた水鉄砲がぼーっと歩く私に掛かってしまった。少年たちはすぐさま私に謝りましたが大して濡れてもいなかったので「大丈夫」と声を掛けてあげました。公園で子供達が噴水や水鉄砲で遊んでいて凄く気持ち良さそうでした。

そして私たち3人は帰宅をする。3人は協力して妻に気づかれないように玄関の扉を開けようとするが、背後から「何してんの?」と声が聞こえる。どうやら妻は買い物をした帰りだったようで調度家に着いたらしく私たちと鉢合わせになってしまった。妻は私を見て「子供達は分かるけど、なんであなたまでびしょ濡れなのよ」と言われて「いや、気持ち良さそうだったからつい」と答えると妻から笑いが吹き出しました。

妻は家の床にタオルを敷いて私たちを風呂場に向かわせる。子供達は「今日は楽しかった!」「パパと一緒に遊べて良かった」と言ってくれました。私も正直に楽しかった。子供の頃泥だらけになって遊んで帰ってくると叱られて、でも楽しくて止められなくてまた叱られた時を思い出した。

妻にその事を話すと「ちょっと羨ましいわね」と言われる。そしてふと妻が「そう言えば持って行った本と水筒は?」と言われて私は「あっ!?」と気が付き急いで公園に向かいます。無事に失う事無く本と水筒を持って帰り再度汗を流すためにシャワーを浴びました。妻には「本当に楽しかったのね」と笑われました。

その日は子供達の笑顔を沢山見れた。本当はビデオや写真に収めたかったのですが、急だったので仕方が有りません。私だけの子供の笑顔としてしっかり心の中にしまっておこうと思います。

2016年7月8日金曜日

秘密基地

最近、妻がスマホをスピーカーに繋いで部屋の片隅に置いて極力スマホに触らない生活をしているらしい。心無しか以前よりも表情が明るく調子が良いみたいです。私は妻にスマホ触らない生活はどう?と聞くと「何かね・・・凄い楽なのよ」と言っていた。私も休日の際は妻を見習ってスマホを極力触らない休日にしてみようかなと思います。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧いただきありがとうございます。

私は仕事帰りに妻が買い物をお願いしてきた。私は帰路のスーパーに寄って買い物をしていると小学生くらいの男の子が一人でジッとベンチに座っていた。母親の買い物でも待っているのかな?そう思って気にも止めていなかった。

またある日、私は妻に買い出しを頼まれた。するとまたその男の子がベンチにいた。私は気になりましたが、もしかしたら母親がスーパーのパートさんで一緒に帰宅するのかもしれない。そう思い買い出しの商品を購入し帰宅する。

そんなある日の事、家族でスーパーへ買い物に出かけた時にその男の子がベンチに座っていた。私は妻に買い物を任せて次男と長女と一緒にベンチに座る。私は男の子に「毎日いるね」って話しかけると俯きながら無言で頷いた。私は接して欲しくないのかな?と思いそれから声を掛けるのを止めた。次男と長女は妻の元へ行きベンチには男の子と私だけになった。私もベンチから離れようかなと思った時に男の子が口を開いた「友達とここでよく遊んでたの」と話す。私はその子の話を聞く体制になり「そうなんだ」と返事を返す。「けど、友達が引っ越しちゃったんだ・・・」寂しそうに語る男の子。

どうやらとても仲が良く、いつも一緒に遊んでいた親友だったらしい。よく二人でこのベンチに座り遊んでいたと語る。私も幼い時に友達だけの秘密基地のような場所を沢山作った記憶がある。彼等はこのベンチがその『場所』なのかもしれない。

私は「友達は何処に引っ越したの?」と聞くと男の子は横に首をふり「・・・分からない。サヨナラも言ってない。だからここにいれば会えるかもしれないから・・・」私は何も言えなくなった。急な引っ越しには様々な事情があると思う。それは決して第三者が知ってはいけない事情がある事も大人だからこそ予想ができる。

私は「遠くに行っちゃったのかもね・・・。」と告げると「・・・うん」と返事を返してきた。妻が買い物が終わり私はベンチから立ち上がり「早く帰りなさい。お父さんもお母さんも心配するよ」と言うと男の子も立ち上がりスーパーを立ち去った。

それから、男の子の姿をスーパーでは見なくなった。私はベンチに座り休んでいたらベンチの下の足元に折り畳んで挟まっているメモを見つける。私はどうしようか迷ったが、ただのゴミかもしれないと思いメモを拾い広げる。「サヨナラ、いつまでもげんきで」そう鉛筆で宛も無く記載されていた。

あの子が書いたものでは無いのかもしれません。ボロボロになって捨てられてしまうかもしれないけど、きっと思いは届く。私は彼の気持ちを託したのかもしれないメモを信じて元の場所へ戻した。

2016年7月7日木曜日

得意様先の社長

妻が衣替えの為に若い頃着ていた着物を見て「今見るとなんでこんな柄を着ていたのかしら・・・」と言ってました。私は昨年にも妻が同じ着物を発見して「えっ!?何これ可愛いかも・・・」と言ってた事を覚えています。女心というものは本当に分かりませんね。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧いただきありがとうございます。

先日、得意様先の親しい代表取締役社長と共に上杉謙信巡りなるものに付き合う事になりました。元々この社長は上杉謙信が大好きで月2回程は上杉謙信の足取りを追ったり、なりきったりするらしい。その前日に「引字君。上杉謙信好き?」と言われたので「好きですよ」と答えたきっかけで今回私は同行する事になった。

当日になり社長を迎えに伺うと上杉謙信のような頭巾を被って登場してくる。「現地に着いたら脱いでくださいね」と私は言うと「えっ!?ダメ?そっかぁ・・・」と渋々頭巾を脱ぐ。春日山城跡に着いて社長が上杉謙信になりきる。すると何故か色んな人が社長に集まり声を掛けてくる。近くのお土産屋さんに寄った際も社長は初対面の店員さんと仲良くなったり、行く先々のお店にお菓子とかを少しだけサービスをされたりしていた。正直この日、一緒にいると分かったのですが、この社長は「無邪気」です。老若男女お構いなしに声を掛けて楽しもうとする達人なのです。そして見返りを求めない姿勢が相手も警戒心を自然に解いてしまうのです。社長は遊びに真剣になるタイプだ。私を直江兼次等に見立てて上杉謙信として振る舞ってきたり、チャンバラみたいな事もしだしたり、近所の子供達を仲間や家来にしたりと隣で付き添ってる私からしたら、どっと疲れてしまう事ばかりだ。

この社長は仕事になると眉間にシワを寄せて誰も近づかないような厳つい雰囲気を出している。また罵声を上げたりすることもあり職場の皆も恐れられている顔を持つ。しかし、職場の飲み会やプライベートになると態度が一変してこのように真逆の性格になる。得意先の社長なので失礼かもしれませんが可愛いおじいちゃんになるのです。物事に対してはっきり言う性格とお茶目な性格が人を寄せ付けている。確かに隣にて疲れたり、不安になる事が多々ありますが、一緒にいて楽しいし、気持ちが良い。

旅の最後は温泉の卓球場で二人はお土産を賭けて勝負をする。負けたらお土産を相手に一個買うという下らない賭けをするが、社長は真剣です。点を取ると本気で喜ぶし、取られると本気で悔しがる。いつの間か私も真剣勝負になって夢中になってしまう。勝敗結果は私の負けでした。社長は「よっしゃあー!」と飛び跳ねながらガッツポーズをして一目散にお土産屋さんに向かう。

職場に配るお菓子を私は買い渡して、帰宅をする。最初は少し今回の上杉謙信巡りがめんどくさい気持ちはありましたが、もの凄く時間が経つのも早く、楽しかったです。

一昨日前にその社長の職場に行くと相変わらず厳つい顔をした社長が椅子に座って眉間にシワを寄せながら慣れない手つきでパソコンを弄っていました。現場に行き厳しいチェックをしたり、スマホに怒鳴り声を上げていたり。この社長は見ていて飽きさせない。

2016年7月6日水曜日

優しすぎるが故に・・・

今日は次男の為に小さな望遠鏡を購入しました。最近の次男は星や宇宙に興味を示してるみたいです。実は私の幼い時の夢は「宇宙飛行士」だった事を思い出させてくれます。

ある日、同じ部署の後輩と飲みに行った時に人間関係の話をされました。一緒に飲んでいる後輩はAという名前にしてその同期がBとCという話をします。AはBとCにずっと前からプライベートで旅行の約束をしていたのですが、途中になってBは失礼な理由で行けなくなったという事をAに伝える。Aは最初はイライラしたらしいのですが、気持を落ち着かせてBに対しての怒りは無くなりました。しかしBはずっとその事を気にしているみたいだったのでAはBに「今は別になんとも思ってない、変な風に気をつかわせていたらゴメン」と伝えたそうです。Bは話を理解してくれたみたいですが、それからもBはAに近づく事は無かったそうです。Aは伝える事は伝えたので「もうしょうがないな」と無理に接する事はやめました。別にAはBを嫌っている訳でも、どうも思ってもいない。BはAに対して前みたいには接しない。だけど仕事になれば二人は接してはいるし、共有もきちんとする。

AとBの仲に同期のCがいる。AはCと帰り道が同じらしく、よく帰り道で話しをしますがその際に必ずBの話が出る。もちろんCはAとBのすれ違った出来事を知っている。そして、しつこいくらいBの話をしてくるのでAは「もう、どうも思ってないからその話は止めて欲しい」と伝えるとCは顔色を伺って見てくるそうです。更にCはBとよく昼食をとります、憶測ですがBにも似たような話をしてると感じていたそうです。

Cは二人に以前のように仲良くして欲しいと願っているのかもしれない。しかしその当の二人はCの望む関係を願ってもいなく仕事仲間として人間関係を構築しているのに、Cはそれをその事を気づかず納得をしていないようです。仲良くするとは何も友達感覚だけではありません。仕事での人間関係とプライベートの人間関係は違います。AとBの人間関係を作り上げている中Cがかき回してくるそうです。もちろんC本人は良かれと思い行動しています。

Cは大人しくて、まじめな性格ですが先輩や目上の人、親しくない人の間違っている事を本人を前にして「間違ってる」と言わないで、その事を内にしまい込むタイプです。私もそれを察してはいたので心配をしていました。
Cは根本的に「優しすぎる」のです。間違っていると指摘して相手に嫌な顔をされたくない。AとBが前のようにプライベートで接しなくなったから心配して二人の関係を元に戻したい。そう思ってるのかもしれない。しかし、それは余計なお世話で迷惑です。AはCにその気持ちを伝えてるのにCはマイナスに捉えます。

「嫌ってもないし、どうも思ってない」と言う言葉の解釈をマイナスに捉えてくるのでAが面倒臭い顔をするとCはその顔色を見てAがBに対しての違う解釈をしだすようだ。AはCに対して適当にあしらい「もうBの話はしないで」と言うとそれも間違った解釈で受け止める。

ある日、珍しくAとBが組んで車で営業先に向かった時にAはBにCの事を話すとBは顔色を変えて「ちょっと待って。Aがどうも思ってないって言ってたのに、Cが話している内容は全然違う答えが返ってきたからAとプライベートは避けてたのに・・・」こうして二人のわだかまりは溶けた。そしてCにもこの経緯をちゃんと説明をしてCはAとBに謝った。

人間関係には距離感というものがある。離れているようで仲が良い、近くにいるけど陰では仲が悪い、言い争うけど信頼し合う仲、何も言わず協力をするが信頼していない仲。人間関係は目には見えないし第三者が完璧に二人の仲を感じる事は出来ないモノである。特に人間関係は第三者が入ってきても見た目は良くなるかもしれませんが、実際に良くなる事は無い。Cは良かれと思い二人の仲を考えて行動をしていたかもしれないが結局はお節介と違う解釈をしてしまい自分が知らぬ間に仲を切り裂いてしまったようです。

その影響かCは最近元気がありません。今度昼食でも奢って話を聞いてやろうと思います。

2016年7月5日火曜日

角田山と老夫婦

雨の日が続きますね。この雨雲が無くなれば梅雨明けになるのでは無いでしょうか?しかし、世界での猛暑問題を考えると今年の猛暑は警戒した方が良さそうですね。今日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

妻が長女を身籠っていた時の話です。妻は私に「子供が産まれたからと言って、それを根拠に太らないって約束したわよね・・・」と私に告げてきた。確かにその頃の私は付き合いでお酒や脂っこい料理を沢山食べていたので結婚前に比べ大分太ってしまった。そんな妻は「何よ、このお腹。今の私と同じじゃない」と私の腹を摘まんでは叩く。元々は子供が産まれてからの約束(軽い冗談で言ったつもりです)は私から妻へ向けての約束であった。

私は近所の角田山に仕方がなくウォーキングを兼ねて登山する事がきっかけでした。開始10分程で鈍った体は痛みが走り、呼吸が荒くなり、この時は秋と冬の間だったのに汗が溢れてくる。途中の休憩所で私は座り込み、呼吸を整える。すると「こんにちわ」と老夫婦が目の前を通り過ぎる。私は呼吸を整えながら「こん・・・にちわ」と返事を返す。その後、私は取りあえず頂上には向かおうと休み休み向かった。また途中で先程の老夫婦が「こんにちわ」と挨拶をする。私も再度「こんにちわ」と返す。すると女性が「お兄さん。水持ってないの?」と私を見て心配そうに声を掛けてきた。私は当初の考えで「きつくなったら直ぐに引き返そう」と軽い気持ちで角田山に登山して、いざ着いて登り始めると諦めが付かずに頂上付近まで来ていた。その為、現金や水なんて持ってきてもいないし、汗拭くタオルすら持ってこなかった。

男性はリュックから口を開けていないミネラルウォーターを私に渡す。私は老夫婦のご厚意を始めは断るが、喉が渇いていたのは確かで男性の2回目の言葉に甘える事にした。老夫婦はそのまま下山して行き、私は貰ったミネラルウォーターを片手に頂上を目指した。頂上を上り詰めた達成感、そして一面に広がる絶景。私はこうして角田山が好きになった。

こうして私は週3位のペースで角田山に出向きウォーキングが日課になった。ちゃんと水筒やタオルは持参して登りました。すると再度老夫婦に出会い、私は以前のお礼を改めてした。老夫婦もこの辺に住んでいるようで、健康の為に夫婦で角田山を登る事が多いそうです。季節によって見るモノが変わりゆく自然が観ていて飽きないと女性が言う。

それからも、ちょくちょく角田山に向かうと老夫婦と挨拶を交わし野花や動物やらの話をするようになったが、長女が産まれて仕事も忙しくなり中々角田山に行く事が出来なってしまった。暫く経ち私は再度妻に腹を摘ままれ叩かれて思い出したように角田山に向かう。登山ダイエットを再開しましたがちょくちょく会っていた老夫婦と出会う事がなかった。

そして時は流れて次男が産まれ、私は休日に家でくつろいでいると腹を摘ままれ叩かれて再度思い出したかのように角田山に向かう。その登山中に私は若い男性に手を引かれながら歩く老人を見かけた。『あの時の老夫婦の男性だ』私はそう確認し声を掛けるも男性は反応しない。若い男性が「すいません、父と知り合いの方ですか?」と尋ねると「登山中、ちょくちょく出くわすので少し山の話をする仲ぐらいですが・・・」というと若い男性が俯き「そうですか・・・母が亡くなってから、父はもうボケてしまいまして。貴方との出会いは思い出せないかも」私に告げると私は「そう、だったんですね・・・今日は角田山に?」私は少し話題を変えた。若い男性が「はい、どうしても父が行きたいって言うんで」私は少しですが彼等親子の登頂を手伝いました。

前は元気にスタスタ登頂していた老夫婦の男性。しかし、今は歩幅も狭くおぼつかない足取り。息子さんは「本当はこんな状況だから連れてきたくないんですが、本人がどうしても登りたいって」息子さんは私に語り始めた「今まで、迷惑ばかり掛けて。気が付いたらこんなになっていて・・・だからせめて最後のお願い位は聞いてあげたいんですよ」私は何も言えずに彼を手伝った。一生懸命に父の手を掴み登山をしていく。いつもならば2時間前には登頂をし下山していましたが、ようやく3人で登頂をした。

夕日が私達を照らし、絶景が広がる。男性は夕日を目の前にして手を合わせて擦れた力の弱い声で「ありがとう・・・ありがとう・・・ありがとう・・・」とずっと呟く。私はその後ろ姿を見つめ何故か目から沢山の涙が溢れ出た。息子さんも涙を拭いながらずっと夕日を見つめる。私は親子に一礼しそっと離れ下山した。

その翌週、子供達を預けて妻と一緒に角田山に登る。妻は始めは渋っていたが、途中で二人で冒険してるような感覚になって自然を満喫していくと楽しくなってきたのか足取りが軽くなっていた。登頂すると絶景を見て妻が「わぁ~、凄い!気持ちいい!」と両手を上げて広げてました。
私は青空を見上げて「夫婦で登頂をすると、こんなにも楽しかったんですね」と呟く。

今は私一人だけでなく家族で登ったり、角田山の自然やハイキングをして満喫しております。そして忘れません、あの老夫婦が仲良く登山している姿を。

2016年7月4日月曜日

海のゴミ

最近は観光客の方々が多いですね。新潟が賑やかになるのは良い事ですが、角田山にゴミや吸殻が少し目立ちました。近隣の方も気にされてゴミ回収をしておりますが観光にいらした方もマナーを守って頂けると幸いです。本日も引字圭祐の晴天ブログを拝見して頂きありがとうございます。

次男は目立ちはしないのですがアトピーを持っております。夏場は特に可哀想で汗に反応して強い痒みが走るらしくボリボリ体中を掻いています。私も酷くはありませんが元々アトピーを持っていました。今でも時たま夏場になると汗が溜まる部位は特に痒みも伴います。

幼い頃、私は母や父によく海水浴に連れて行ってもらった。「アトピーには海水が一番効く」と父が私を抱きかかえながら共に海に浸かる。アトピーの箇所が最初はヒリヒリと痛みが走るが5分程で痛みと痒みも無くなります。私はそれ以来、海が大好きになった。

ある日、小学生の時に私はアトピーの痒みを抑えに一人で近くの海水浴場に来ていた。砂浜を歩いていたらグサッと何かが足に刺さるのが分かった。ガラス瓶の破片が足に刺さっていた。当たり前ですが血が沢山溢れ出て、歩く事も出来なくなります。近くにいた海水浴に来ていたカップルが私に気づき病院まで運んでくれました。その後の私は怪我の為に海水浴が出来ずにアトピーを抗生物質で抑えておりました。あの日以来、海に行くと必ず砂浜に何か落ちていないか確認をするようになった。すると、年々酷くなっている気がするゴミの放置や散乱。酷い時はゴミ袋が海に浮かんでる時もありました。

私が大人になり子供達も産まれて次男もアトピー持ちと分かり次男を連れて海へと向かいます。次男も幼い時の私同様でアトピーの痒みを無くしてくれる海が大好きになりました。
しかし、大人になって視野が広くなった影響かもしれませんが以前よりもゴミが酷く感じました。中にはビンの等の割れ物だけでなく野良猫に餌を上げていたのか大量の缶詰の放置。缶詰のフタは危険な凶器にもなります。そのような危険なゴミまでも当たり前のように散乱していた。もし次男がビンの破片や缶詰のフタを踏んでしまったらと考えるとゾッとします。

私は海が大好きでした。しかし、怪我をした事で恐くなりました。そして紛れもなく怪我をさせたのは自然ではなく他人の故意によるものです。今も浜辺や海の中ですら人間の故意が散乱しています。次男の海が好きという気持ちは失わせたくはないし、アトピーも出来る事なら自然に治していきたい。もしかしたら次男が成長をするに連れて海の汚染が進み、今後海水浴ができなくなってしまった時があるかもしれない。そう考えると本当に申し訳なく感じます。

海だけでなく山や自然も一緒です。ただ外観を汚すだけではなく他人に危害を加え、怪我や病気でその場を必要としている人もいるのに全く考えずに捨てていく。海や山を故意に危険な場所にさせてはいけません。これからも沢山遊びに来る方以外にも来られる方々が来られると思います。大切な海や山等の自然を今だけにせずに、これからの為に残していきましょう。

2016年7月1日金曜日

食の大切さ

今日は後輩と同伴でお得意様の代表取締役社長に挨拶しに行きました。後輩はまだまだですが、初心を思い出させてくれるので非常に勉強になります。子供達もそうですが人は覚える姿勢になると魅力が溢れ出る。覚えようとしない人は逆に魅力が失われる。そう気づかされました。私は常に学ぶ姿勢を忘れずにそして、今までの知識を武器に仕事をしていこうと思いました。今日も引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

少し前の話になります。家族で「寺泊 魚のアメ横」に海の幸を食べに行った時の話です。私の子供達は好き嫌いがあまり無いように育ててきました。その甲斐があってか、長女も次男も美味しそうにパクパク食べていました。しかし、蟹のコーナーになると長女は食べる事を渋り始めた挙句に泣き出す。私は長女に話を聞いてみると水族館に行った時の話を始めて「蟹さんとお友達になった」と話が始まりました。長女は命に対して少し敏感な所がある。

私は「水族館の蟹さんじゃないよ」と言うと長女は「(蟹さんの)家族かもしれない。お友達かもしれない」と返す。長女は命に対して心優しい事もあって非常に食の説明が難しい。長女はお腹が空き過ぎると死んでしまうと言う事も理解はしている。私は「いただきます」の話をする。

「いたただきます」は作った人ではなく蟹さんや豚さん、牛さんに言う事なんだと教える。長女も私も食べないと生きてはいけない。蟹さんや牛さん、豚さんがいるから生きていける。だから「いただきます」っていう言葉を伝えてキレイに残さず食べてあげる大切さを伝える。「ここにいる蟹さんは食べてあげないと食べられなくなってゴミになって捨てられちゃうよ。それだったら○○(長女)に食べてもらいたいと思っているよ」長女は色んな疑問が有りながらも納得はしているようだった。長女は蟹の脚の身を手に持ち「いただきます」と言って一口食べた。私は長女に「美味しい?」と聞くと長女は頷く。

そして最近になって以前行った水族館に行く事になる長女は友達の蟹を眺めてこう言う「お友達かもしれない蟹さん食べちゃった。でも美味しかったよ、ありがとう」

歳をとるにつれて自然に理解する食の意味や食物連鎖。人間以外も友達にしてしまう、幼い子供には正直難しい話です。自然の物を食べる大切さを私自身も、もう一度考えさせられました。

妻が沢山の魚がいる大きな水槽を眺めて「今日はマグロね」と唾を飲み込んでしました。長女も大人になり「今日は蟹ね」と言い出すのだろうか・・・

2016年6月30日木曜日

視野が狭いとつまらない、視野が広いと素晴らしい

今日は情けないですが体調を崩してしまいました。日々健康には気を使っていますがやはり無理しすぎると健康という以前の問題です。引字圭祐の晴天日記をご覧頂きありがとうございます。

ある日、会議が行われる時の話です。今日は入社して間もない後輩が初めてのプレゼンで非常に意気込んでいました。しかし、会議が始まる直前であたふたしていた後輩。プレゼンの重要書類が見当たらないと私に相談してきました。私と後輩は急いでここ当たりが有る場所を探しますが見つからない。そしていつの間にやら部署の全員で協力して探す。
すると上司が「これじゃないか?」と後輩に渡す。「これです!良かった!!」上司にお礼をして会議室に10分程遅れて入室する。

周りの部署の方に軽く礼をして入る。そして後輩の番になりプレゼンを開始するが、メチャクチャで私や上司に共有していない事や、却下された話までしてしまう。すかさず私や上司がフォローに入るが、周りは首を下に向けて険しい顔をしながら時間を気にしている。

しかし、唯一社長だけはニコニコとずっと笑っている。こうして無事後輩のプレゼンが終わる。すると社長が「○○くん、一人で色々抱え込んでいないかい?」と言われると後輩は「いえ、そんな事は・・・」と返すが社長は柔らかい表情で「とりあえず、立っている隣を見なさい。本来は君一人で立たなきゃならない場所だよ?」後輩は隣を見て私と上司に目が合う。社長は「失敗しそうになったら助けてくれる先輩や上司、同僚がいるでしょ?私は部署には完璧を求めるが、個人には完璧を求めてないよ。誰だって得意、不得意が有るのは当たり前だからね。でもそうやって今みたいに仲間と補える。次回はプレゼン前に事前に協力し合って完璧にこなして欲しいな」と会議を締めくくった。

後輩は私たちに謝り落ち込んでいたので私と上司は後輩を励ましていた。私はがまだ新入社員だった頃、確か同じような事を社長に言われた事を思い出した。上司は後輩に「俺もお前くらいの時に社長に言われたんだよ・・・」と語っていた。一人で力んでいる新入社員に周りを見渡せるように仕向ける社長の教育方法。正直意味が有るのか分からないプレゼン等を任させて、仲間の存在を分からせる。

その後、私が飲み物を購入しようと自販機に行った時、社長が会社の自販機でコーヒーを購入していた。私は社長に「入社したての頃を思い出しましたよ。入社1か月半でいきなりミーティングの司会進行をやってと言われた時の事」社長はとぼけた顔して「何の事かな~・・・」と社長室に戻って行った。凄い人と思うし、その反面怖い人と私は感じた。

自販機の商品口に手を伸ばすと社長の缶コーヒーが入ったままだった。しかし、社長は確かに右手に缶コーヒーを持っていた。社長の口癖は「視野が狭いとつまらない、視野が広いと素晴らしい」だ。こういう事をしてそれを伝えてくる社長。全く飽きさせません。

2016年6月29日水曜日

出張で福島散歩

今日は晴れるそうですが翌日は雨の予報です。職場で隣の女性社員が気圧の変化で頭痛がすると大変そうでした。皆さんも体調管理には気を付けて下さい。

上司と二人で福島へ出張に行き、私の用事は無事に終わり上司と少し別行動になりました。上司を待ちながら福島の会津をのんびりと散歩していました。「鶴ヶ城」や「白虎隊」の話に触れて面白かったです。「飯盛山」は角田山と雰囲気が違い新鮮でした。近所の小学生たちもハイキングをしていて自然を満喫していました。

私もイワカガミやシャクナゲ、ヤマオダキの草花を見て角田山とは違う自然を満喫していました。山を離れて大内宿に向かい時代劇の世界に入ったような光景が広がります。家族のお土産に「会津塗」の箸や季節外れですが子供用のちゃんちゃんこを購入しました。その後に上司と合流し「ねぎそば」を食べに行きました。ねぎを箸代わりに食べるという伝統的なお蕎麦で始めは中々上手く食べれなかったのですか徐々に食べ慣れてきます。私も上司も始めの下手くそな食べ方でシャツにシミが付いてしまいましたが美味しく召し上がりました。また蕎麦の後に食べた「きんつば」も美味しかったです。

今度は是非家族で訪れてみたい場所です。やはり私は都会よりも山の中の方が性に合うのかもしれません。


2016年6月28日火曜日

素直に伝える子供、素直に伝えられない大人

今日街を歩いていると、幼稚園児達が傘をさしながら歩いていました。その隣には色鮮やかなアジサイが咲いていましたが。園児たちの傘は一つ一つカラフルでアジサイよりも目立っていました。きっとアジサイ達はカラフルな園児の傘に嫉妬してるかもしれません。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧いただきありがとうございます。

ある日、次男が長女に「痛いよ!」と大きな声を上げて泣いていました。長女は次男を謝りながらあやしている。私は長女に何があったのか理由を聞くとアニメの真似事をして長女は力を入れずに軽く叩いていたつもりが、当たり所が悪かったのか次男は段々痛みに耐えられなくなり泣き出したようだ。私は次男をあやしてようやく泣き止み長女と仲直りをさせた。

また別日の話。会社の休憩室で不安な顔をしている別の部署の同僚(A)がいた。その同僚とは歳も近いので部署は違えどよく話をする仲です。何があったのか事情を聞いてみると同じ部署の仲間(B)がどうも不快な事をしてくると言う話だ。どうやらBは悪気は無く無意識でそういう事をているらしいのですがAはそれを非常にストレスに感じているようだった。しかし職場の雰囲気を壊したくないし、けれどこのまま耐え続けるのは何かおかしいと思っているみたいだ。確かに私もAの話を聞いていておかしいと思い私は「素直に伝えるべきだ」と答えた。

しかし、Aのいる部署は決して人間関係が良い環境の職場とは言えない。かと言って悪くもなく仲間意識が薄い環境の部署である。そんな中でこのような事が起きて職場環境の劣悪は避けたいと思っているようだ。私はそれでAは耐えていけるのかと言うとAは口を濁す。Aは精神的に追い詰められて当たり前のことや判断が出来なくなっているようだった。

「痛いと思ったら痛いと伝える事は当たり前じゃないかな?伝えたら相手だって、そこで気づくと思うし不快にさせていた事を申し訳ないと思うはずだよ。言わなければ言わないだけ良い人間関係は両立しないし、相手の一方的な考えを耐えるだなんて人間関係とは言わないよ」と私はAに伝え冷静さを取り戻させた。

私はその日、AとBを職場近くの居酒屋に誘い食事をした。そしてAはBに今までの事を伝える。Bは始めは驚いていたがAに対して申し訳ない気持ちが溢れたのか頭を下げて飲み会は終わった。

それ以降AとBは前より仲が良いとは言えない感じになったが、Aの表情を見ていたらとても清々しかった。私はAに話を聞いてみると「あれで良かったと思う。Bもあのまま分からずにいたら可哀想だったと思うし」と伝わらないかもしれないが、相手の気持ちも考えていた。

子供は当たり前のように素直に伝えてきます。痛かったら「痛い!」嫌だったら「嫌だ!」と伝えてきます。しかし、成長するにつれて様々な出会いがありいつのまにやら人間関係が複雑になっていきます。複雑に考えすぎて相手に伝える事が相手を傷つけるんじゃないか、周囲を巻き込んで劣悪な環境になってしまうかもしれない等、様々な悪い予測が頭を過り疲れてしまいます。確かに相手や周囲を思う事も大切ですが、自分自身の本音や本心を押し殺して我慢するのは決して正しい判断とは思えません。

Aが「引字さんのおかげです」とお礼を言ってきたが、私は「いや、次男が教えてくれた事だから。私は何もしてないよ」と伝えて私は部署に戻った。Aは首を傾げてましたが清々しく部署に戻って行きました。


2016年6月27日月曜日

一人で突っ走らない事

今日は良い天気ですが、明日からまた崩れるそうです。梅雨時で不安定な天候でうんざりしてしまいますね。本日も引字圭祐の晴天日記をご覧いただきありがとうございます。

昨日は社長達との付き合いで角田山にハイキングをしに行きました。角田山を何度も登っている私からすると、いくら社長の完璧な健康体だからといって先陣を切らせる訳にはいきません。角田山のハイキングが始まるなり私は率先して前を歩きます。社長は私の後ろをピッタリと歩く。私は追い越されないように少し早歩きになっていた。

暫くすると後ろとの距離が大分離れてしまい、社長は後続の皆に足を合わせるように先陣を切っていた。私は恥ずかしながらその場で待っていました。社長が私の目の前に来ると「まだ皆が見える位置で気づいて良かったね。一人でドンドン突っ切ると誰も着いて来なくなるよ」とニヤリと笑う。私は「勉強になります」と社長に頭を下げます。その後、私と社長が交互に先頭が変わるが私は勢い付き過ぎたせいか昼休憩中に私はバテてしまいました。社長はそんな私を見て「大変だろ?皆の歩幅を合わせて先頭にいる事。皆を置いて一人で登った方が楽だけど、そうはいかんよな」と笑いだす。私は呼吸を整えながら社長に「社長の話は重みがありますね」と言うと社長はニコっと笑い「それに登頂をして絶景を眺めるのも一人じゃなく皆で感動をした方がより良いものだよ」そう言って私の背中を押すように叩いて休憩が終わる。

私は思った。ただ先頭にいて突っ走れば良いというわけでは無く先頭にいながらも後ろを振り返りちゃんと付いてきている事や困ってる人がいたら確認ができる距離にいる事を確認しながら先頭にいる事が大切なんだと。気が付くと私は社長と隣合わせで歩いてた。私はこれで良いと思った。

しかし、頂上付近になると社長はサッと一目散に目的地へ向かい私に「まだまだだね、引字君!」と勝ち誇った顔を私に見せる。「やっぱり負けず嫌いなんだろうな~・・・」と私はその時に心の中だけで感じました。

2016年6月24日金曜日

大好物のぽっぽ焼き

今日はこれから雨が降るそうですね。折角の金曜日で私の上司が「今日は飲みに行きたいのになぁ・・・」と窓を悲しそうに見つめていました。雨が降ったら近場の居酒屋ですが、誘ってあげようと思います。

2月位の話になります。仕事帰りに立ち寄った新潟駅で「ぽっぽ焼き」というお菓子を家族にお土産として購入した。新潟で有名なお菓子らしいのですが、今まで口にした事は有りませんでした。私は自宅に着いて食事をした後にぽっぽ焼きをテーブルに広げた。冷めてしまっているが甘い香りがほのかにする為、子供達は興味深々。食べてみると蒸しパンのような口当たりで、カステラのような甘味が広がります。子供達は食べるなり大絶賛してました。それから子供達は「ぽっぽ焼き食べたいなぁ」と呟くようになりました。私も子供達の笑顔見るのがたまらなく好きで調子に乗って買ってきてしまいます。すると妻の表情が変わっていきます。最初は一緒に美味しく食べてましたが「たまに食べるから良い物なのよ」や「甘い物を食べ過ぎて太っちゃうわよ」と忠告してきました。確かに少しですが長女がふっくらしてきたので、ぽっぽ焼きの購入を控えるようにしました。

子供達は「ぽっぽ焼き食べたい」とおねだりしてきましたが、私は子供達の体調を考えて「今度ね」と受け流していました。それから暫くが経ち、子供達が私にぽっぽ焼きをおねだりをしなくなりました。そして、ぬいぐるみの存在に負けている気がするので、父親とういう存在を示す為にぽっぽ焼きを購入しました。すると私は家の中でまるで主役になったような感じで子供達に称えられる。ですが、妻は少し困り顔でした。やっぱり子供達の体調管理を気にしているのかな?と私は感じてその日の夜、子供達を寝かせてから私は妻に謝った。すると妻は「何の事?」と聞いてきた。私は子供達の体調管理を気にしてるからと理由を話すと、妻が笑い出す。「違うわよ。私の話よ」私は耳を疑ったが、結婚する前から言っていた妻の口癖を思い出した「甘い物が近くにあると、ついつい摘まんじゃうのよ」とそして妻が不意にぽっぽ焼きの袋に手を突っ込み食べ始める。子供だけではなく妻にも好評のようでした。

翌日、私は妻の体調を考えて残りのぽっぽ焼きを職場の皆に配った。そして次回からは私が隠し持っていようと心の中で誓った。

2016年6月23日木曜日

蛍と猫

この時期の大雨が心配ですね。私の家も防災強化をして万が一の災害を防いでいこうと思います。今日もブログにお越し頂きありがとうございます。引字圭祐です。

先日は上司達とゴルフをした帰り、いつもお酒が入るのでバスで帰宅をします。しかし、この日は健康の為に歩いて帰宅しようと思いました。たまたま私の前に歩いてる小学生位の兄弟が歩きながら両親に「蛍見に行きたい!」と行っていました。私は「もう、そんな時期か・・・」と心の中で呟きながら歩く。

家も近い事から蛍は私たち家族もよく見にいきます。昨年も見に行き、長女が大変喜んでおりました。今年は次男も喜ぶだろうなと思いながら、帰宅ついでに角田山周辺の駐車場へ下見に行きました。流石に沢山の人で賑わっていました。私は今年も人を掻い潜りながら蛍を見に行かなきゃならないだろうなっと覚悟をしました。

ふと振り返ると毛並みがボサボサの老猫がいました。近くにはその老猫に水を上げている、お婆ちゃんがいました。私はその老猫と目が合い「ニャー・・・」と私に鳴いてきました。私は幼い頃猫を飼っていました。その猫の事を思い出して、老猫に偶々持っていた味が薄いクラッカーを粉々にして上げた。顔をクシャクシャにして食べる老猫。するとお婆ちゃんが老猫を撫でながら「この子ね、この時期になると決まってここに来るのよ」と話しかけてきた。私は「飼い猫じゃないんですね?野良でここまで年老いてる猫って凄いですね」そう言うとお婆ちゃんは笑みを浮かべて「どうなんだろうね?意外に近所の方が飼っているのかもね」とお婆ちゃんも猫の餌用缶詰を開けて老猫に差し出す。

お婆ちゃんは語りだした。「私はすぐ側の食道で働いていてね。帰り道ここを通っていたんだ」私はお婆ちゃんの話を聞く姿勢をとり猫を撫でる。「今日みたいに、蛍を見る観光客が多かった日で、私は見ちまったのさ。この子の親が車で引かれるところを、引いた車は気づいていたと思うけど、そのまま走り去っちまって。引かれた母猫の傍に寄り添うようにいたのが子猫達でさ」私は「子猫達?」と聞き直すとお婆ちゃんは話を続ける。「私は母猫を埋めてあげてる時に3匹の子猫達はどっか行っちまって、だけど来年からこの時期になると、どこからか3匹が集まってくるようになったんだ。各々どこかで飼われていたりしたんだろうな。立派に育っていたよ。だけど5年前から一匹が来なくなって、2年前にはもう一匹がな」お婆ちゃんは猫を見つめて「もう、コイツも先が長くねぇのかもな」とすっと立ち上がりお婆ちゃんは「また、来年に来るだ」と老猫に別れを告げて去ってしまった。

私は猫の方に再度顔を向けると猫はいつの間にやらいなくなっていた。酔っぱらっていたからかもしれませんが、茂みの中に蛍の光のようなものが4つ見えた時に私は「あっ・・・」と小さく呟いた。

2016年6月22日水曜日

雨の東屋で

週末から新潟は雨ですね。長女がテルテル坊主を作っていました。長女からしてみたら雨は何処にも行けなくなるので大嫌いみたいです。今度、雨の大切さも伝えてみようと思います。今日も引字圭祐のブログに拝見して頂きありがとうございます。

そんな私も先日ですが自宅から少し離れた公園で雨宿りをしていました。結構広めな東屋に一人腰をかけます。外は人通りもなく静かで雨の音しか聞こえない。私は妻に連絡を入れて雨が弱くなったら帰宅すると一報する。私はカバンから小説を出して読書に耽た。少し辺りが暗くなり電灯が付き始めた。気が付くと雨は勢いを増して弱まる気配無く、私はびしょ濡れ覚悟で飛び出そうか考えていた。すると、びしょ濡れの若いサラリーマンが東屋に駆け込んできた。

若いサラリーマンは息を切らしながら小さなハンカチで体を拭く。私は「雨凄いですね?」と声をかけたら漏れ出す息を堪えながら「はい、止みそうにありませんね」と返事を返してくれた。男性は携帯電話を出して電話をしだした。どうやら保育所に電話を掛けて迎えが少し遅れると連絡を入れていた内容でした。雨は激しく降り続き一向に弱まる気配はありません。男性は悩み始めました。私は男性に「雨止みませんね、私も家まで走ろうかな」と言うと男性は「そうですね。自分だけなら良いのですが、娘は濡らす訳には行かないんで悩み中です」と軽く笑う。男性はその後に「保育所から家まで距離が離れていまして、いきなりこういう事言うのも何ですが実は片親でして、しっかり私が面倒や育児しなきゃって思うのですが、どうも上手くいきませんね」男性は深く色々と悩んでいるようだった。

見た感じ20代半ばくらいな感じだ。一人で子育てをして、仕事もして私自身、育児の大変さは分かります。私は妻と協力して子育てをかなり助けられている。今も我が子の良き成長を見続けられるのも彼女のお陰だと思う。しかし男性にはどういう事情かは分かりませんが妻はいません。一人だけで子育てを頑張っているようだ。周りから片親という目で見られる重圧や理解を全くされない事があると言う。今日みたいな日もきっと保育所に子供を迎えに来ているママさん達の噂の的にされてるんだろうなと呟く。「だけど・・・大事なのは娘ですけどね」と笑みを浮かべた。多分彼は私なんかよりも沢山の事で疲れていて、そして一人で抱え込んでいる。私は「近くにいる信頼できる人に、少しでも打ち上げてみたらどうだい?」と言うと男性は疲れた表情して軽く頷く。

暫くしたら妻が傘を持ってきた「いたいた、ここにいると思ったわ」私は妻に「子供達は大丈夫かい?」と聞くと「うん、隣の○○さんの家に預かってもらってる」私は妻から傘を受け取り、男性に渡した「いや、大丈夫ですよ。迷惑掛けられません」と一度断るが私は男性に「大丈夫なんかじゃないでしょ?いいから持って行きなさい。娘さんが待ってますよ」と言うと男性は泣き出した。「すいません、傘を返しに明日またここに来ます」と言って私の姿を見えなくなるまでずっと頭を下げていた。
私は妻と相合傘で帰宅する。妻は「知ってる人?」と聞くが私は「いいや・・・」と私は応えた。

翌日、昨日と同時刻に東屋へ向かうと彼の姿があった。彼は昨日とは違う明るい表情で私に傘を返してくれた。「有難うございます。なんだか色々と助かりました」私は「色々?」と聞き直すと「一人で完璧を演じるのは止めます。近所の方とか同じ悩み抱えてる方とか協力し合えたらって私も思うようになりました」私は「頑張って」と彼にエールを送った。晴天の夕日が沈む中、傘を持って帰宅しました。

2016年6月20日月曜日

秋田の男鹿市へ

今日はアジサイの葉にカタツムリを見つけました。子供の頃よく見ていたカタツムリでしたが大人になるにつれて見なくなる小さな生物達を久しぶりに見つけると沢山の思い出が溢れだします。幼い頃にカタツムリを見つけると母が私にカタツムリの歌を歌ってくれて、手をつなぎながら歩いてた雨の道を思い出させてくれます。本日も引字圭祐のブログにお越し頂きありがとうございます。

休日に秋田の男鹿半島に向かいました。男鹿半島と言えば「ナマハゲ」が有名です。幼い時に両親に連れられて「ナマハゲ」を観に行き、その姿と迫力で大泣きした事があります。その「ナマハゲ」に大人となった私は子供2人を連れて再び会いに行きます。出発前に妻は二人に「今まで悪い事してない?内緒で悪い事をしてたらナマハゲに怖い声で怒られるよ~」とお決まりの恐怖を植え付ける。その為か普段は車内ではしゃぐ二人が妙に大人しい。私は妻に「現地に着いてから話せば良かったんじゃない?」と言うと、妻は「ナマハゲのパワーって凄いのね」と笑ていた。

現地に着くとナマハゲの像やモチーフになっているイラストやポスターが街の中、至る所に目に入る。長女も次男もそれを見つめる。

私が幼い時もそうでした。向かう前に母が「ナマハゲが悪い事をしてる子供を見つけて、怖いをお仕置きをする」と私に告げる。当時の私はそう言われて両親に内緒でキャラメルを隠れて食べた事を思い出した。私は行くのが怖くなって「行きたくない」と言ったり普段は外で駆けまわる事が好きなのに、この時だけは妙に車の中から離れようとせず、じっと外を眺めていた。目的地が近づくにつれて「ナマハゲ」達が街に広がる。私は街に貼られている「ナマハゲ」達を見て恐怖を抑えながら無口になり車内をジッと固まっていた。両親はそんな私を見て苦笑いをする。現地に着き遂に私の前に「ナマハゲ」がやってきた。低い濁声で「悪い子はいねぇか?」と私の目の前に現れる。私はその時に大泣きをして両親に隠れてキャラメルを食べた事を懺悔した。あまりの大泣きっぷりで「ナマハゲ」達も私の頭を撫でながら「おめぇは正直に言ったから悪い子でねぇな」と泣き止まない私を抱きかかえながら写真を撮った。その時の写真は今でも両親が持っていてたまに私に見せてくる。嫌な思い出なのか、今思うと面白い思い出なのか複雑ですが・・・。

そして現在、現地に着くと私の子供達も車内から出る事を渋りだす。私と妻が優しく促しながら手を繋ぎ連れていく。そして目の前に「ナマハゲ」が登場した。長女は至って平気な顔をしていたが、次男は大泣きをして「ナマハゲ」達に懺悔を始めた。「小さい虫を殺しちゃった事」から「妻の化粧品で遊んだ事」「近所の女の子を泣かした事」等ボロボロと泣きながら懺悔をし始める。そして「妻と長女に内緒で、私と次男だけで近所の寿司屋でご飯を食べた」という事まで懺悔をしだした。「ナマハゲ」達もここぞとばかり「寿司屋で何食べた?」と聞いて次男は泣きながら「ウニとかイクラ」と泣きながら答える。周りにいた他の観光客の方々がドッと笑う。私は思わず顔を伏せたが、妻が覗きこむように私の顔を見ようとする。こうして私たち家族と「ナマハゲ」達で記念撮影をする。私は「ナマハゲ」との記念撮影は一度も心からの笑顔で撮った事が無い。私は笑顔を引きつりながら長女は笑顔で次男はナマハゲに懺悔をしてスッキリした顔で抱きかかえられて、妻は怒りの表情隠しながらの笑みだと分かる。

この日の晩御飯は家族で寿司屋になりました。私は「ナマハゲのパワーって凄いね」と言うと妻が「・・・でしょ」と答える。私の家にもどうやら隠れ「ナマハゲ」がいるみたいです。

2016年6月17日金曜日

妻のパワースポット

引字圭祐の晴天日記にお越し頂きありがとうございます。最近は日差しが出ると夏を感じさせるくらい暑く感じますね。足の脛をみたら蚊に吸われた跡があったので夏だなと感じさせる事が多くなりました。そろそろ風鈴を出して自宅の庭に飾ろと思います。

私の妻は「お守り」や「ご利益」を信じる女性です。この間も雑誌で「てんびん座の方は顔パックしながらヨガをすると良い」と言う星座占いを観てそれを実行し、その場にいた次男が怖がって泣いていました。そして、ある休日に妻が私に「ここに行きたい!」と開いた雑誌を見せてきました。

「弥彦神社」です。会社の初詣は毎年ここで行っているので、場所や行き方は分かります。妻は今日そこに行くと良い事があると、はしゃいでいました。弥彦神社に着くと妻は鳥居の前でお辞儀をする。私は気にせず鳥居を潜ろうとすると右手を引っ張られ私もお辞儀をする。周りには観光客の方もいるのでちょっと恥ずかしい。

進むと「火の玉石」という石がある妻が必死に持ち上げる「重い・・・軽いわ」と汗だくになりながら重そうに「軽い、軽い」という滑稽な姿を見せる。軽く感じて持ち上げられると願い事が叶うようです。妻の腰が心配になり直ぐに止めさせました。

参道は隅っこを歩かされて、勝ち守りを購入し参拝する。妻のはしゃぎっぷりに疲れた私は少し別の場所で休む。長女がご神木から私の元に来ると「あれ?女の子見なかった?」と言う。私は「女の子?見てないよ」と言うと長女は「あれ?さっきまでいたのに、私くらいの子だよ」私は「見てないよ」と首を振る。長女は「野花でブレスレットを作って上げたのに!」と残念そうでした。子供には子供にしか見えないモノがある。私も幼い時に似たような事があったような気がした。

神木には「婆々杉 」の伝説がある。もしかしたら「妙多羅天女」が子供の姿になり悪戯したのかもしれない。私は長女の作ったブレスレットをそっと、ご神木近くに備えた。「これできっと大丈夫なんじゃないかな?」私は長女の頭を撫でて妻の元に向かう。

妻が次男と共にベンチの横で腰を抑えていた。私は「言わんこっちゃない」と言うと。妻は「これできっと、痩せたわ」と無理矢理ご利益に繋げた。妻のポジティブな姿勢を見て私は私なりにご利益があったみたいです。

2016年6月15日水曜日

素晴らしい所

新潟は晴れてますが明日から再度天気が崩れます。気温が変わらないのでジメジメしない事を願いますが、梅雨時は我が儘言ってもどうしようもないですね。本日もブログにお越し頂きありがとうございます。引字圭祐です。

私が務める会社の社長は筋金入りの健康志向です。出勤も朝早く、車や電車は一切使わず自転車(ロードバイク)で通っています。ある日、社長と一緒にとある企業に行き、用事を終えた帰りの話です。社長は「引字君、歩いて帰ろうよ」と言われました。会社まで2駅分です、新潟の2駅は結構な距離があります。私は「社長、ここからかなりの距離がありますよ?」すると社長は「僕は歩いて帰りたいんだけどな・・・そんなに距離ないよ」とちょっと寂しそうな顔したので私は断念して「分かりました」と承諾しました。

ちょっとした山道、舗装されてはいるが私は息を切らしながら登る、社長は疲れるどころか楽しそうにヒョイヒョイ歩く。眺めの良い場所に着くと社長は立ち止まり、私たちが暮らす家や会社を一望する。「今日はまた良い眺めだね。前来た時よりも良い眺めだ」と社長は頷いていた。
私もこの場所は車でよく通る道、車では気づきませんでしたが私たちが生活している街を一望できる場所だとは知りませんでした。

社長にその事を伝えると、「いつもと同じ仕事や人をいつも同じ角度ばかりで見ていると、素晴らしい所が沢山あるのに殆ど気づけない。1つの仕事や1人の人間には素晴らしい所が沢山有る。それなのに沢山気づけないという事は非常に自身の人生で勿体無い事だよ。引字君もいつも気にせず通る道が教えてくれたね」と私に語る。

私は社長が今までどのような人生を歩んできたのか具体的には分からないが、過去の噂ではバリバリの仕事人間で健康志向とは程遠い生活をしていて、今とは想像もできないくらい社員全員に怒鳴り散らしていた時期があったそうです。

社長の目線の先は会社を見つめていた。きっと沢山の過去が映し出されていると思いました。そっと社長は振り返り、帰り道をヒョイヒョイ進んでいく「引字く~ん!置いていくよ~!」100m位離れた場所から社長が私に手を振る。「待ってくださ~い、社長!」と息を堪えながら叫ぶ。私は社長の素晴らしい所と、とんでもない所を発見した。

2016年6月13日月曜日

美人林と写真

本日は梅雨入りらしく雨が激しく降っています。ですがこれを機会に水不足の解消になってくれたらうれしいですね。

晴天の土曜日に森林浴をする為、家族で「美人林」にやってきました。いつもの角田山とは一味違う自然に囲まれた場所で涼しく、過ごしやすい林道です。林の池には鯉が泳いでいてジッと子供達が鯉を眺めていました。この美人林は「マイナスイオン」が多く発生しています。私はここに来る前に自宅で妻と子供達にまるで雑学王のような振る舞いで「ナイロン製の衣服はマイナスイオンが弾いてしまうから避けた方が良いと」偉そうに言うと、妻は笑いながらもなるべくナイロン製の服を避けて自分や子供達の服を選んで着せていた。

この日は写真撮影をしている方がちらほら見受けられました。美人林は角田山同様に写真家の方に愛される場所のようです。確かに上を見上げると緑色の空が広がり気持ちを落ち着かせてくれます。風で揺れて空の模様を変えて沢山の野鳥達も歌声を響かせます。一人の写真家さんが私の子供達を撮影したらしく、美人林に遊ぶ幼い姉弟というイメージで撮った写真を見せて頂き、それをブログに載せて良いかと尋ねてきた。私は「律儀な方だな」と思い写真を見せてもらうと顔は後姿で分からない状態でしたが、楽しく遊ぶ二人を上手く撮れていたので私は「良いですよ。」と心よく許可をしました。その写真家さんのURLを教えて頂き公開された際に私は写真を頂く事を約束しました。そしてまた平気で子供の画像等を撮って無許可でブログに上げる方が多いという話を聞きました。確かに写真家さんが勝手にブログに上げていたら、後姿でも気持ち良くは有りません。いつからこんな世の中になってしまったのかと考えていたら、妻が私の服の裾を見て「あっ!?」と声を上げる。私は何かあったのかと妻を見ると私が着ていた上着にナイロンが使われていた事が判明した。

次男は私の真似事をして「ナイロンはマイナスイオンを弾いちゃうんだよ」と偉そうにうんちくを言う。長女は「パパはパパの言う事を聞いてないんだ!いけないんだよ」と私に叱る。妻が笑いながら「パパが叱られてる」と笑い、私は素直に「ごめんなさい」と謝る。私はその時の3人を写真に収めた。あの写真家さんとは違って全く芸術性は有りませんが私にとっては心が和む写真になりました。偉そうにしなくても、イオンパワーが無くても、芸術性が無くても結局は思い出に勝るものは無いと実感させられました。

2016年6月10日金曜日

爽やかな店員さん

今日は過ごしやすいですね。新潟は明日急激に気温が上昇するという予報なので体調は気を付けないといけないですね。本日もブログを更新させて頂きます。引字圭祐です。

先日、家族でファミリーレストランに食事に行きました。タイミングがランチ時でお店に入る前に店前で並んでいる、お客さんが何組かいました。20分程待ってからようやく私たちが呼ばれました。お店に入ってから気づきましたが、こんなにも混みあってるのにホールスタッフが学生アルバイトの男の子一人だけでした。たまに店長さんらしき調理師の恰好をしてる男性が料理を作り終えては自分で運んで席まで持って行きます。

呼び出しボタンを押しても中々来ません。そして男の子がやってきて「大変お待たせして申し訳ありません。ご注文をお伺い致します。」と涼しい店内に関わらず汗を沢山噴き出しながら笑顔を見せる。注文を受ける際も決して慌てず礼儀正しくメニューを受ける。私はその男の子に「大変だね?今スタッフさんこれだけしかいないの?」と答えると少し受け答えに躊躇っていましたが「実は、この曜日のこの時間だけシフト調整が出来なくて・・・。だから店長もああやって手伝ってくれているんですけどね」妻は私に「忙しいんだから、お兄さんの邪魔しちゃダメよ」と叱られて男の子は一礼して笑顔で立ち去る。

注文して暫くしてようやく料理が運ばれてきます。しかし、次男のお子様ランチがまだこないので次男はふて腐れて「遅い!」と文句を言う。妻はそんな次男を叱るが、お兄さんは「すいません。直ぐに持ってきます!」と5分位して持ってきました。そのお子様ランチのオムライスにケチャップで可愛いパンダが「ゴメンネ!」と謝っている姿があった。不機嫌だった次男は大変喜んでパンダを崩さずご飯を食べていました。暫くすると若い女性スタッフが2名ほど入り、お店の混み合いは落ち着いた。

食事が終わり、お会計の際に私はレジを打つ男の子に「オムライスのケチャップ、お兄さんが描いたの?」と言うと「はい、気にいってくれましたか?」と不安に聞いてきたので、私は次男にパンダを描いたのはお兄さんだと説明すると「パンダさん、ありがとう」とお兄さんにお礼をした。「良かった」と安心の笑顔を見せた。私はあれだけ混雑して待たされたのに全くイライラしなかった。それはこの男の子態度や姿勢に胸を打たれていて、いつの間にやらイライラではなく応援をしている気持ちになっていたからだ。それを感じた時に私はついつい「素晴らしい!」と声を出してしまった。男の子も「ありがとうございます」と一礼してお店を出るまで見守ってくれました。

精一杯人の為に頑張っている人を見ていると、とても清々しく思えました。私はこの男の子に自分の仕事に対する姿勢を改めさせられました。

2016年6月8日水曜日

朝早くに角田山へ

昨日は家族で温泉に行き疲労も体調も調子が良いです。大きな浴槽で天然の温泉に浸かる事は良い事ですね。本日も私「引字圭祐の晴天日記」ブログへお越し頂きありがとうございます。

先日の休暇は朝早く起きて一人で角田山に登りました。日頃から運動不足な生活なのでたまに休暇中は早起きをして私は近くの角田山に登ったり、山周辺を散歩をしております。また山頂まで行かなくても大変良い運動になりますのでおすすめです。ですが私は子供達にメタボと言われてくありませんので体型を維持する為に積極的に山頂を目指します。前回も記載したと思いますが、角田山は登る時期によって色んな移り変わりを発見できます。

「ヒメジョオン」がちらほら黄色い顔を見せて出向いてくれます。6月は神秘的な草花が多いので見つけたり、観てるだけでも面白い。「ガクウラジロヨウラク」や「ウツボグサ」、「ホタルブクロ」、「オカトラノオ」そして可愛らしく咲く「タニウツギ」等が登山者を魅了してきます。この日は眺めも良くて景色も楽しかったです。角田山には7つの登山コースがあるのですが、「福井ほたるの里コース」に軽めなコースでの登頂をしておりました。天候が良かったので見晴らしが素晴らしい少しきつめの「灯台コース」の方が良かったかなと少し後悔を致しました。

季節の草花を堪能して山頂に着いて下山します。帰宅すると妻は子供達を連れて何処かに遊びに行ってました。妻が昼ごはんを用意してくれていて私はそれを口にします。妻がいないと私はついついご飯を山盛りにお代わりをしてしまいます。気を付けなければいけませんね。

2016年6月6日月曜日

イヤイヤ期

今日は風が気持ちが良いです。しかし梅雨に入ったのでこれから雨の季節になりそうですね。引字圭祐の晴天日記に足を運んで頂きありがとうございます。

最近、次男が言葉を多く理解し始めたのかイヤイヤ言う事は無くなりました。
以前は大変でした、振り返ると長女よりも大変だったと思います。誰に似たんだか意地でも「自分がやる!」と言ったり、遊びに行くにも「遊びに行きたくない!」なので家に置いとくと号泣が始まる。家の物を沢山散乱させてボクは悪くないって表情をする。妻もちょっと頭を抑えて溜め息をついていた場面はしょっちゅう有りました。

ある日の話、自宅で私はボーっとDVDを眺めて過ごしている時に次男はすぐ側で電車の玩具で遊んでいました。妻と長女は買い物に出かけていたので家には二人しかいません。私はついつい寝てしまいそうになると次男が目の前に現れ「パパ!ママに怒られるよ。ちゃんとお片付け!」と私を叩き起こします。テーブルには確かに私が食べた煎餅の残りカスやコーヒーを飲んでいたマグカップが散乱していた。私は次男に「ごめん、ごめん」と片づけを始める。次男も遊んでいた玩具はいつもそのままなのにちゃんと片づけていた。私は次男に「偉いな。ちゃんとお片付けしてるんだ」と言うと「ママはお片付けしないと、ご飯が作れなくなっちゃうんだよ」私は色んな意味で捕えられる言葉にちょっと笑った。『ママが代わりにお片付けをするからご飯が作れないのか』、『お片付けをしないとママは料理が作れない魔法にかかってしまうのか』等色んな解釈にとれる。次男はどうやら「ママが代わりにお片付けするから・・・」だという事で認識をしていた。

少し前のある日、私は職場で嫌な事が続き不意に自分の大切に使っていたグラスを割ってしまった。妻が手伝おうとすると「自分がやる!」と八つ当たりのように私は言ってしまいました。妻はちょっと顔を歪ませましたが私は自分の発言を改めて「・・・ごめん」と謝る。妻は吹き出すように笑い「今度は貴方がイヤイヤ期なのかしら」と笑う。私は「ママがお片付けしちゃうと料理が作れなくなっちゃうって、次男が言ってたよ。」と言うと妻は「そうよ。魔法にかけられちゃうの」と返してきた。私は「そっちか!?」と笑った。妻はキョトンとしていた。意外にも大人の解釈をしていた次男にビックリさせられます。

2016年6月3日金曜日

とある電車内で

先日のブログ同様に今度は一人で公園に行き居眠りをしてしまい、少し風邪気味の引字圭祐です。

私はある日、出張で関東に電車で出向きお得意様の所へ向かっていました。時間帯も早い時間で電車の中は混みあっていました。私も久しぶりの電車通勤で必死に手すりにしがみついてました。するとある駅でとある女子高生が私の隣の手すりにやってきました。身なりや制服は少し崩し、派手目でガムを噛みながらスマートフォンを片手に凝視する出で立ちは私としては少し近づきづらい感じがする。

とある駅に着いたら女子高生の前に席が空いた。女子高生がふと振り返りヨボヨボ足で腰の悪そうな老人に声を掛けた。その瞬間、違うサラリーマンの方が脇から入り込み、その空いた席に座った。女子高生は「あっ・・・」とビックリした表情。周りは気づいてるのに無関心。私は我慢できずにそのサラリーマンに今の事を伝えようと思った矢先。老人が「お嬢ちゃん、有難う。お嬢ちゃんの今の気持ちだけで凄い楽になれたよ。だから有難う。」老人が女子高生に頭を下げて礼を言う。

席を譲り合う事の根本的な意味は「弱い人や怪我してる人等が負担にならないようにする事」です。ですが、根本的な事の前に「人の気持ちや思い」があります。その老人は女子高生の「その気持ち」に触れる事で礼を言っている。老人は辛そうな表情ではなく満面な笑みをしていた。女子高生は老人に笑顔を返すが、ちょっと不満そうだ。前の席にいるサラリーマンは事を知ったのか非常に小さく丸くなるように席に座っていた。次の駅でサラリーマンは逃げるように去り、女子高生は再度老人に声を掛けて老人を座らすと素敵で輝かしい笑顔で電車を降りていった。あの笑顔は近づきづらい感じを微塵も感じさせなく、私の心にも非常に印象に残った。周りの無表情のサラリーマンやOLさんも微かに表情が微笑ましくなった感じがする。

老人がすぐ前の私と目が合い「・・・いかん。ワシも降りるはずが、笑顔にやられてしまった・・・」と周囲を巻き込んで笑い合う。老人は急ぎの用事では無かったので大丈夫と言っていました。それに非常に嬉しそうに語っていました。私は電車を降りた時、長女が女子高生になり私の事を見て「気持が悪い」とか言うようになるかもしれませんが、私はあの女子高生のような心を持つ子になってほしいと思いました。

2016年6月1日水曜日

居眠り

過ごしやすい季節で散歩をすると気持ちが良い日が続いております。本日もブログにお越し頂きありがとうございます。引字圭祐です。

今日はいつもの公園でいつものベンチでいつもの水筒でコーヒーを飲みながら読書をしておりました。日差しが暖かく気持ちが良い為か、飲んでるコーヒーもカフェインの効果より日差しの暖かさに負けてい、ました。私はページを捲り、文字をジッと眺めるとその文字が霞始めて目の前が暗くなる。それを何度も繰り返すといつの間にやら、私はそのまま眠りについてしまった。私は一人このまま眠りについていたら風邪を引いていたかもしれません。

気が付くと体が非常に暖かった。というよりも暑くて目を覚ましました。気が付くと長女と次男が私にくっついて眠っている。私は顔を上げると同じく子供を遊ばせてる近所のお母さん達がクスクスと笑っていた。私は顔を赤くしていたと思います。長女を起こし、次男をおんぶして帰宅する。子供の体温が高い事が身に染みて分かりました。ですが、なんだかホッとする温かみを感じます。

布団もかけずにまだ涼しい風が吹く外ですら、団子になって寝るだけでも私は汗をびっしょりかく程に感じました。帰宅すると妻が食事の準備をしていた。私を見ると妻が「あら、凄い汗ね」とニヤニヤ笑う。私は居眠りをしてしまった話をすると「知ってる」とメールを見せる。そこには私と子供達が団子になりながらベンチで寝ている画像が貼りつけられていた。どうやらあそこでクスクス笑っていたのは妻のママ友達のようでした。メールの内容も「大丈夫、見張ってるから」という内容でした。

私は子供の体温とは別に顔を赤くした。妻に今度一緒に挨拶しに行こうとお願いした。
近所付き合いは妻だけでなく、私も大事ですね。

2016年5月30日月曜日

昼休憩のラーメン屋で

こんにちわ、引字圭祐です。
明日からは新潟は雨です。そして少し肌寒いそうです。体調を壊さずに気を付けましょう。

先日の話です。私は職場の後輩を連れて評判の良いラーメン屋さんにやってきました。昼時なのでお店の前に行列が出来ていました。そこへ一人のお婆ちゃんが私達の後ろに並んだ。私は「お婆ちゃんがこんなに味や油が濃いラーメンを食べるんだ?元気だなぁ」と思いながら私たちは前を譲った。するとさらに前にいた方も譲っていき、あっという間にお店の前に着いた。するお婆ちゃんが「ありゃぁ?ここ佃煮屋さんじゃないのかね?」とお店が違った事に気づき、真っ赤な顔をして譲ってもらった方々にお詫びの一礼を一組ずつして去って行きました。

そこのラーメンは評判通り美味しかったです。意外にあっさりして味もしっかりしてますが、濃すぎず美味しかった。

私はまた別の日に再度このラーメン屋さんに向かいました。すると私の前に見た顔が並んでいる。あの時のお婆ちゃんが娘さんとそのお孫さんと並んでいた。お婆ちゃんも私に気づき「あの時の・・・」と気づき声を掛けて一礼した。前回はこの隣の通りに佃煮屋さんがあり、そこに向かうつもりが何故かここに並んでしまったという。確かに佃煮屋さんと家の造りがそっくりなので店の前まで来ないと気付かない。

「本当、ボケちゃってダメね」と笑いながら私に話す。私は「今日はラーメンなんですね?」と言うと「ええっ、まぁね。亡くなった夫が好きだったラーメン屋さんでね・・・」と話を続けた。私は暗い話題になってしまった事を詫びるとお婆ちゃんが首を横に振りながら「私も連れられて一度だけ一緒に食べたんだけど、場所を忘れてしまってね。そうしたら先日場所を間違えてしまったけど、このラーメン屋だと思い出してね。私が我が儘言って今日はここに来ました」と語る。偶然間違えた事で思い出の場所と再会する。何か運命のような話です。

私は一人カウンターに座った。お婆ちゃん達は3人でテーブル席に座る。お婆ちゃん達の席にラーメン3つが運ばれると、小さいお椀が一つ付いていた。お婆ちゃんは誰もいないすぐ隣の席にラーメンをお椀によそい置いた。私はこの日のラーメンは特別な味がした。心まで温まる何とも言えない味でした。

2016年5月27日金曜日

父と母

当ブログに足を運んで頂きありがとうございます。引字佳祐です。

私と両親の家はそんなに遠く無い位置にある。両親は高齢なので一緒に暮らそうと言うと「迷惑かけたくね」と拒まれてしまう。ある日、父は体調を崩して入院する事になった。家族でお見舞いに行くといつもと変わらない元気そうな表情で長女や次男の頭を撫でながら接している。私と両親だけになった時、父がトイレに行くと私の手をかりて寄り添う。私が幼い時に見た父は全部が大きく見えた、しかし今の父は真逆で細く軽くなっていた。父は「いかんな・・・。歳を取るのが嫌になってきてしまった・・・。」私はそれを聞くと不安な顔をする。父は「孫達が一人前になるまで頑張るからな」とガハガハと笑う。私は「無理はしないでよ?」父は言う「無理か、もうしとらんよ。お前をここまで育てたから、無理なんてしとらん。」するとその後、いつも通り私に色々と子育てやら仕事話の小言が始まる。私は小言のほとんどを当たり前のように聞き流すが、いつもの元気な父を確認ができるので聞けて安心をする。

お見舞いが終わり、私の車まで見送る母。孫たちに「また来てね」と声を掛けて車が動き始め子供達が母に手を振り、母も手を振り返す。子供達は正面を向き貰ったお菓子を食べ始める。母は小さくなって行くが、まだ右手を動かしていたのが分かった。私はそれを見て大きく溜め息をつく。

そして先日、母が父の体調が回復して来月には退院できそうと私に一報があった。その時に私は母に「少し落ち着いたんなら、こっちに遊びに来なよ」母は渋ったが、父の様子を見に病院に行く以外は一人で家にいると大体想像が出来ている。こうして半ば強引に母を自宅に呼んだ。
妻は小学生の時に母親を亡くした為か私の母と過ごす事を楽しんでいる姿を見て安心をした。母も楽しそうに過ごした。次男が歯磨きを拒んだ時、母は次男に「歯が無くなると怖い話」をした。この話は私の幼い記憶にある話です。歯を磨かないと歯が溶け出して、ご飯がやお菓子が食べれなくなって、皆とお話が出来なくなるという内容だ。次男は素直にいう事を聞いて妻に歯磨きをしてもらう。

次男がベットに入り、眠る前に狸のぬいぐるみに「歯を磨かないと、ご飯とお菓子が食べれなくなって、皆とお話が出来なくなっちゃうんだよ。怖いんだよ」と告げる。懐かしくも新しい心境が私に込み上げてくる。私はあの時の父になったんだと。

2016年5月25日水曜日

出張で群馬へ

最近は過ごしやすい毎日で外にいると気持ちが良いですね。お立ち寄りありがとうございます。引字圭祐です。

先日、出張で群馬に向かいました。先方の用事がすぐ済んだので、直ぐに弊社に戻ろうと思いました。上司にその旨を連絡したら「今日の仕事は終了で良いよ。それよりお土産楽しみにしてるから」と冗談を混ぜながら上機嫌に私に告げる。仕事は真面目で厳しい時はビシッと締める。ですが普段は人たらしと言うか、目上の方にこう言うのも失礼ですが愛嬌があるというか、不思議と魅力に惹かれてしまう方です。その姿を見て私は尊敬をしています。飲みの席で本人にそれを言うと「止めてよ~。褒めても何も出ないから~」と酔ってるのか、恥ずかしがってるのか分かりませんが顔を真っ赤にする。

突然舞い降りた半休を甘えさせて頂き、少し群馬を巡りました。会社や家族の喜びそうなお土産ついでに色々と見て周ります。偶々寄った「茂林寺」は分福茶釜で有名なお寺です。沢山の陶器で造られたような狸達が並びます。そして私は狸の置物に目が付きます。意味は「他(た)を抜く(ぬき)」という意味があるそうです。お菓子のお土産の他に上司と自宅用に大人の顔サイズの置物を購入しました。帰宅すると長女と次男が狸の置物に興味を示し、狸の奪い合いをし始めた。置物は割れ物なので私は直ぐに取り上げると二人は泣きわめく。

次の日、上司に置物を渡すと「私にそっくりな置物を選んできたな~」と笑いながらディスクの目立つ場所に置く。正面から見ると上司と並んで置物が見えるので、上司を見る度に皆笑いが込み上げる。

仕事終わりに私は周辺のおもちゃ屋さんに出向き、狸のぬいぐるみを探した。何件かしてやっと見つけて2つ購入する。帰宅して子供達に1ずつ渡すと大変喜びながらはしゃいでました。そして二人共はしゃぎ疲れたのか、ぬいぐるみを大切に抱きしめながらベットに入りぐっすりと眠りました。「他を抜く」私はちょっとだけ狸のぬいぐるみに嫉妬してしまいました。

2016年5月23日月曜日

家族で水族館へ

こんにんちは引字圭祐です。

昨日、西船見町の水族館に家族全員で向かいました。非常に天気が良く少し暑く感じられる気温でした。まさに水族館にうってつけの気温だと計画者の妻に絶賛した。水族館に着くと長女よりも次男の方がはしゃいでいました。最近は長女を返して絵本の内容をようやく理解し始め、生き物に対して興味が出てきました。やはり男の子だからでしょうか?私も幼い時は妙に動物が好きでした。勝手なイメージかもしれませんが女の子よりも男の子の方が生き物の生態を詳しく知りたがるし、動物は言葉が通じないのに一生懸命語りながら友達になりたがる。不思議とその光景を目の当たりにすると妙に心が温かくなります。

そして、いつもと見た事がない動物に次男は沢山の興味を持ち接する。特に興味を示したのはゴマフアザラシで友達になりたい為に必死に声を檻の外から声をかける次男。ちょっとだけでしたが、振り向いてくれたのがよほど嬉しかったようで私や妻に沢山語り掛ける。その後、帰りの車内で疲れ果てて眠る次男の寝顔を見ながら帰宅する。「(次男は)動物園を開きたい」と私や妻に話していた話題で盛り上がる。子供は本当に不思議なパワーを持っている、長女にも次男にも私達大人に沢山教えてくれる。妻がそれを察したのか家に着いて眠っている次男を抱きかかえた時に「生まれてきてありがとう」と微かに聞こえた呟きに私も共感した。

2016年5月20日金曜日

出会いはどこにあるかは分からない

随分前の話になります。私は仕事帰りに「福寿温泉じょんのび館」に寄り、疲れを癒しに行きました。体の不調が続いていたので妻に「温泉に入ってきなさい」と強く言われていました。調度良い時間に仕事が終わり温泉に入る良いタイミングでした。一人のお爺さんが湯船に入ってくる。少し酔っぱらってるのか上機嫌な口調で「いやぁ~・・・気持ちが良いですね~」と私に声をかけてきた私は応えるべきが迷いましたが、愛想が良さそうな感じの印象を受けたので私も応える事にしました。「気持が良いですね」と返すとお爺さんが「この辺の方?」と聞いてきたので「はい」と頷く。笑顔で接してくれる為か非常に話しやすく、私もついつい話が盛り上がってしまい、話し込んでしまいました。私は新潟に引っ越してきてから会社の同僚以外で友人は近くにいませんでした。入浴後も少し休憩所で会話をして帰宅する。私は「不思議な方だな・・・」と思いながら自宅に辿り着く。妻に話すと笑いながら「お爺ちゃんのお友達も悪くないじゃない?」と私に返す。私は「友達だなんて・・・連絡先とか知らないし、これっきりでしょ」と告げる。

つい先日の話になります。難しい取引先と言われていた企業に私が行く事になりました。そこは肉体労働者が多く、私も少々怯えながら向かいました。その企業の社長室に案内され中に入ると、どこかで見た顔の老人があった。その老人も直ぐに私に気づき「君か?」と言われた。映画やドラマみたいな展開でしたが本当にこんな事があるんだなと思いました。仕事の話をする時は強面の顔で話してくるのですが、仕事の話が終わるとお風呂で会った優しい親しみやすいお爺さんになります。

「飲みに行く?それとも温泉?」私は面白い取引先の社長でもあり、友達ができました。

2016年5月19日木曜日

長女の補助なし自転車

こんにちは引字圭祐です。

先日、仕事が終わり帰宅すると妻がご機嫌に鼻歌を歌いながら料理を作っていた。私は匂いで何となく分かった。今日は「ご馳走」だと気が付いた。私は「今日何かの記念日か?」と確認するようにスケジュール帳をパラパラと捲る。妻はそんな私に気づいているようで笑いながら私に出来事を話す。長女が補助なしで自転車に乗れた事を話してくれた。

妻がその様子をデジタルカメラで撮影していたので、私はそれを観て確認する。何度も転びそうにフラフラと長女が弱い脚でペダルをこいでいる。途中、途中にカメラが何も無い変な方向で静止して、近くで「ガシャン!」と音がする。自電車が転倒する音だと直ぐに分かる。妻の声で「大丈夫?」と聞こえてくる。長女は「うん」と返事を返す声が聞こえる。カメラが再度動き出して長女を映し出す。そのやり取りが何度か繰り返されていたが、長女が支えも無く一人で強くペダルをこいで自転車を走らせた。妻はその姿をカメラに抑えつつも拍手して喜んでいた。

妻に「やったね!」と私が言うと、妻は私に親指を立てて笑顔を返しながら料理を食卓に運ぶ。その時、妻の両腕に痣が見えた。長女を地面に落ちないようにしっかりと抑える時にできた痣だと一目で分かった。妻は「あぁ、これ?大した事無いよ。私の名誉の負傷よ」と冗談交じりに料理を運ぶ。私は急いで妻の運んでいる料理を持ち妻を座らせる。その後、料理を並べ終えて家族皆で食事をする。私の好物でもある鶏のから揚げを一口入れて妻に「ありがとう」とお礼をした。

2016年5月17日火曜日

子供と私の思い出映画

私はたまたま仕事帰りに書店に寄り書籍を探していました。その時に「昔の映画特集」というDVD販売コーナーを見つけ眺めていました。凄く懐かしくて私は「グーニーズ」「ET」を手に取り購入しました。私は「グーニーズ」に特別な思い出がある。当時小学4年生の時、父親に連れられて映画館で観た作品です。

小学生4年生という私にとって「冒険心」というものは非常に関心が強く、歳が近くかっこよく活躍する主人公達に憧れていた時を今でも思い出します。私は帰宅をして直ぐにDVDを開けて再生をすると、懐かしい曲が更に当時を思い出させる。妻はそんな私を見て少し苦笑いしながら手洗いを促す。手洗いをしてテレビに向かうと子供達がテレビを観ながら「お父さん、映画?」と聞いてきたので私は頷きながら家族全員で「グーニーズ」を観た。

流石に次男はまだ観ても分からないようでしたが、長女は意外にも見入ってました。フラッテリー一家の悪だくみに長女が怒ったり、海賊の仕掛け等に怖がっていたり、チャンクとスロースが出てきての大逆転劇に歓喜したり。

私と父が映画館で観た時の思い出を振り返りました。私は夢中で内容を父に色々聞いていた事を思い出した。当時、父のイメージはあまり笑わないと思っていたが、笑顔で私に映画内容を解説してくれていた。

長女が「グーニーズ」を観てる時や沢山感情を出している姿を見て、私は当時の父と一緒の笑顔になっていた。私はその時、改めて父に感謝した。


引字圭祐
1975年7月17日生まれ(40歳)
新潟県で2児の父親をしています。
趣味であるゴルフや散歩途中の気になったことなど、何気ない日常のブログです。
お気軽にコメントください。

2016年5月13日金曜日

出張で糸魚川へ

晴れ晴れした気持ち良い日が続いてますね。私は先日、富山県に出張の為に糸魚川市に向かいました。その日も晴天で外にいると気持ちが良く、ついつい仕事が終わったら、寄り道をしてしまいました。

物産センターに立ち寄り、糸魚川と言えば天然記念物でもある「翡翠」です。その「翡翠」のお守りを家族全員分に購入致しました。「翡翠」は古くから魔除けのお守りとして有名なのでご利益がありそうです。

その後は「美山公園」をのんびりと巡りました。新潟の「上堰潟公園」とはまた違う雰囲気で新鮮です。非常に広い公園の為、園内を全部見て周る事は大変時間がかかります。
もう季節がズレてしまいしたが、桜の木が沢山見られたので満開の時期にはきっと素晴らしい光景になっていると想像ができました。

また展望台があります。そこから見た日本海、北アルプスの光景はとても素晴らしかったです。私は、この糸魚川の地で心が少し洗われた気がします。今度は家族でのんびり休日にでも訪れたいと思います。


引字圭祐
1975年7月17日生まれ(40歳)
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2016年5月11日水曜日

上堰潟公園での一日

家で挽いたコーヒーを水筒に入れて、お気に入りの小説を読みながら天気の良い日で上堰潟公園過ごすと心が和みます。

野鳥の池を眺めながら読書をしていると、テントウムシがやってきました。虫たちも盛んな季節になりました。テントウムシに興味を示した次男が手にしようとするとそれを見た長女が「優しく触ってあげないとダメだよ。」と次男にテントウムシを通して命の大切さを教えていました。

まだ幼い子供でも命の大切さを知っている。私や妻はよく絵本を読み聴かせをさせてあげます。「のにっき」という絵本を聴かせてあげた時、長女は「命」というモノに大変興味を示しました。沢山質問をしてきます。私なりや妻なりの解釈で投げかけられた質問に応えていきます。

そして、長女が弟の手元いるテントウムシの「命」を気遣っている姿を見て、私なりに本や映像の感動や興味というのは人間の心を育てる為に改めて必要な物だと気づかされました。

大人になった私も読書をして、更に心の成長をさせております。もし、私がこの子達に間違った解釈を与えてしまわぬように私自身の成長も重要と感じました。
これからも、この子達に沢山の本を読んであげて成長を見届けたいと思います。


引字圭祐
1975年7月17日生まれ(40歳)
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2016年5月8日日曜日

笹川流れを見に行きました。

皆さんはゴールデンウィーク如何お過ごしでしょうか?
私は家族で新潟観光を致しました。

以前から観光してみたかった「笹川流れ」に向かいました。
子供達も久しぶりの海の香りと光景で精一杯はしゃいでおりました。
また遊覧船に乗ると笹川流れの大きさ、偉大さに圧倒致します。先ほどまで、はしゃいでいた子供達も笹川流れを見上げて大人しくしておりました。しかし、カモメを見ると再度元気にはしゃいでおりました。

遊覧船を出たら家族で牡蠣を食べに行きました。どうやら子供達はまだ未熟な舌の為か少し牡蠣が苦手のようです。私も子供の頃は苦手でしたがいつのまにやら食べれるようになりました。この子達もいつかは克服して牡蠣を美味しく食べられる時が訪れるのかなと私は感じました。

帰宅して家に着くころには子供達は疲れたのか熟睡をしておりました。今日は沢山の初めてを見せてあげられたので良い家族旅行ができたと子供達の寝顔を見て実感致しました。


引字圭祐
1975年7月17日生まれ(40歳)
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2016年4月28日木曜日

我が子と角田山

昨日は子供達と一緒に角田山にハイキングに出かけました。子供達も自然に触れ合う事が大好きなようで「これ、何の花?」や「この、虫さんなあに?」等、私に質問を沢山してきます。私も精一杯、調べて教えてあげます。実際に見て学べるので私も教えるというよりは一緒に学んでいるような感じです。二人が自然と戯れる姿を見て私は新潟に来て良かったと思っております。

私引字圭祐はよく「五ヶ峠登山口」から登ります。この道は車で結構な高さまで登れるので子供達にも安心して簡単な登山ができます。今はカタクリのシーズンでもあるので、大変車が混み合っております。安全運転で登山をしていきましょう。

稲島に下る道に出て観音堂に着くとそこは素晴らしい絶景が広がります。是非、実際に見て欲しいです。また季節によって彩りの変化を体験すると、この角田山に魅了されます。

次回は少し角田山の話題から離れたいと思います。

2016年4月26日火曜日

春の彩りの「角田山」


角田山は春の彩りを見せております。鮮やかなピンクに近い薄紫が春の印象を感じさせてくれます。上品に咲くこの花はカタクリです。


こちらは雪割り草です。様々な彩りで登山者を楽しませてくれます。この花を見ると冬はもう終わったとつくづく思わされます。

オオミスミソウです。可愛らしくピンクの花を咲かせております。
今の角田山は野花が沢山咲いて見頃です。至るところで咲いておりますので踏んでしまいそうで気を付けなければいけませんが、春を感じさせる野花達を見られる機会はこの時期だけです。次回は私引字圭祐の好きな角田山の風景を紹介していこうと思います。

2016年4月19日火曜日

初めまして。引字圭祐と申します。

初めてブログを行うので不慣れですが、拝見して下さる皆様に精一杯良い所やオススメしたい事をお伝いできれば幸いです。

私、引字圭祐は新潟県在住で趣味は散歩や写真、ゴルフを少々嗜んでおります。新潟オススメの散歩スポットや四季折々の自然をこのブログや写真を通してお伝えしていきます。またゴルフ情報はリオデジャネイロ五輪競技にも復帰が決まったので私なりの見解や感想もお伝えできればと思います。

次のブログでは早速、新潟で有名な「角田山」の散歩コースをお伝いしていこうと思います。角田山は標高481.7mですので散歩やハイキングに最適な山です。また自然に囲まれて豊かな四季を沢山感じさせてくれます。私の大好きな角田山の良いところをお伝えしていこうと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。